今日のメシ本 昼ごはん

第31回
鹿児島県
ジュンク堂書店鹿児島店
坂之上朝美さん
今日は「カリカリ梅と紫蘇」と
「焼きほぐし鮭」のおにぎりで
ごはん

○月×日

 今日のお昼は休憩室でコンビニのツナマヨおにぎり、ハムレタスサンド。最近この組み合わせにはまっている。私は気に入ったらひたすらそれだけを食べる。そして、飽きたら一切食べなくなるという変な食べ方をするので、友人から冷ややかな目で見られる。さて今日カバンに入っている本はカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』。ノーベル文学賞受賞もあり、本棚から探し出しての再読。やはりカセットテープの件は、何度読んでも切なくなる。

○月×日

 昼からの出勤で時間があったので、お弁当持参。作り置きしてあるのを詰めてきただけなので、中身はご容赦を。お弁当を食べ終わった後、自宅本棚の一番左端にあった『きもの文化と日本』(伊藤元重、矢嶋孝敏 著)を読む。最近着物が気になりはじめ、ふと目に入った真っ白なレースの着物の表紙に惹かれて購入した本。着物のおしゃれの本かと思いきや、中身は着物文化の話が初心者にもわかりやすく書かれている。「堅苦しい」イメージから「着物を着てみたい」と思えるのはとても嬉しい。

○月×日

 当店が入るビルの7階にある「グッデイ」でおにぎりのランチを頂く。おにぎり2つは具が選べ、プレートには味が良く滲みた煮卵と昆布の佃煮に人参のきんぴら。そしてお味噌汁付。おにぎりをほおばりながら読む本は、向田邦子『眠る盃』。この本には「故郷もどき」の鹿児島の事が随所に出てくるが、「鹿児島感傷旅行」が一番好きだ。なじみのある言葉を向田さんが使っていた事に、感動すらおぼえる。鹿児島の鴨池地区に動物園があったのは、実はこの本で知った。

○月×日

 休みの日は極力動きたくない。動かないとお腹も空かないのでお昼も食べない。だから今日は買っておいたコンビニ限定ゴディバのミルクチョコレートドリンクがお昼だ。そしてお供の読みかけの『屍人荘の殺人』(今村昌弘 著)のページをめくる。ミステリはできるだけ休みの日に読む。途中で止めると読む気が失せてしまうからだ。このトリックには本当に驚かされた。○○が……、言いたいが言えない。