編集者コラム

◎編集者コラム◎ 『クソみたいな理由で無人島に遭難したら人生が変わった件』すずの木くろ
 小学館文庫『クソみたいな理由で無人島に遭難したら人生が変わった件』の編集者コラムをご覧いただき、ありがとうございます。本作の編集業務を担当させていただきました、A田と申します。さてさて、皆さまもうお気づきのことと思いますが、『クソみたいな理由で無人島に遭難したら人生が変わった件』というタイトル。
◎編集者コラム◎ 『ホープ・ネバー・ダイ』アンドリュー・シェーファー 訳/加藤輝美
「な、何これ笑えるんですけど…」アメリカの小説『ホープ・ネバー・ダイ(原題「HOPE NEVER DIES」)』をエージェントから紹介されたのは、去年の11月、アメリカ大統領選でジョー・バイデンが当選した直後。紹介文にはこう書かれていました。
◎編集者コラム◎ 『孫むすめ捕物帳 かざり飴』伊藤尋也
 連ドラの撮影はすべて著者の沖田臥竜さんの地元・兵庫県尼崎市の周辺で行われた。小説の出版前に、連続ドラマ化が決定し、すでに撮影も終了するというイレギュラーな進行だった。小説の構想からたった1年で、地上波のドラマが放送されるなんて、前代未聞だ。そのスピード感を実現したのは、作品が持つ力と、沖田さんの情熱にほかならない。
◎編集者コラム◎ 『いちからはじめる』松浦弥太郎
 いちからはじめると 自信が湧いてくる 味方が集まってくる なりたい自分になれる 人気エッセイストで元暮しの手帖編集長の松浦弥太郎さんの新刊『いちからはじめる』で読者に伝えたいメッセージは、このオビの言葉が物語っている通りです。この言葉を読むと、何やら自分の心の中に、前向きな気持ちと希望が満ちてくる気がしませんか?
◎編集者コラム◎ 『ムショぼけ』沖田臥竜
 連ドラの撮影はすべて著者の沖田臥竜さんの地元・兵庫県尼崎市の周辺で行われた。小説の出版前に、連続ドラマ化が決定し、すでに撮影も終了するというイレギュラーな進行だった。小説の構想からたった1年で、地上波のドラマが放送されるなんて、前代未聞だ。そのスピード感を実現したのは、作品が持つ力と、沖田さんの情熱にほかならない。
◎編集者コラム◎ 『海をゆくイタリア』内田洋子
「今年もまた夏の旅が実現できなかったな……」とセンチメンタルな気分でこの原稿を書く8月末日。今夏もあっという間に過ぎゆこうとしています。疫禍がもたらしたものは数えきれませんが、閉塞感に満ちた生活もそのひとつ。「なんの気兼ねもなく旅に出る」ことが当たり前でない日常が来るとは、2年前の時分に誰が想像したでしょう。
◎編集者コラム◎ 『羊の頭』アンドレアス・フェーア 訳/酒寄進一
 うらすじ、ご存じですか。「本の雑誌」2020年2月号の特集〝「うらすじ」の謎と真実!〟から引用すると〈文庫の表四(裏表紙)に載っているあらすじ紹介のこと〉です。「タモリ倶楽部」でも「文庫の裏にあらすじあり!!ウラスジ大読書会」という回があったとか。
◎編集者コラム◎ 『テムズ川の娘』ダイアン・セッターフィールド 訳/高橋尚子
 コロナ禍以降、「鈍器本」という言葉をよく耳にしますよね。もはや凶器になるレベルの分厚くて重い本が、ビジネス本市場を中心に、巣ごもり需要で次々とベストセラーになっているとか。マジですか!? 日頃「分厚くて重い本」ばかり作っては「こういう本は読者が敬遠するのでは…」と周囲から気持ち眉をひそめられ(被害妄想?)
◎編集者コラム◎ 『書くインタビュー4』佐藤正午
 佐藤正午さんの『書くインタビュー4』が発売になりました。この一文、念のためひとつひとつ説明します。まず【佐藤正午さん】。念のためです、小説家の名前です。ただいま大ヒット公開中の映画『鳩の撃退法』の原作者で、2015年にはこの小説『鳩の撃退法』で山田風太郎賞を受賞、2017年には『月の満ち欠け』(岩波書店)で直木賞を受
◎編集者コラム◎ 『派遣社員あすみの家計簿2』青木祐子 イラスト/uki
 自称経営者の元彼、理空也に騙されて正社員として勤めていた優良企業を〝寿退社〟してしまったあすみ。シャンプー配りや工場の日雇い、キャベツともやし中心の必死の節約で食いつなぎ、銀行残高 428 円という人生の大ピンチからなんとか這い上がりました。そうしてやっとのことで派遣社員としての仕事を得たところまでが第1巻。
◎編集者コラム◎ 『きみはだれかのどうでもいい人』伊藤朱里
『きみはだれかのどうでもいい人』。タイトルの破壊力が、まず凄まじいです。著者の口からこのタイトルを候補の一つとして聞いたとき、鳥肌が立ちました。これしかない、と思いました。男、女、「性別による役割の違い」とか、あれや、これや、身に覚えのある嫌な経験たち。
◎編集者コラム◎ 『海が見える家 逆風』はらだみずき
 毎年、夏になると売れる本でしたが、八重洲ブックセンターチェーンさんの積極的な取り組み、さらには秋や冬の帯を作成して一作目『海が見える家』が30週連続ベストセラーランキングをキープしました。快挙を記念してはらださんのトークショーが、昨年8月に催されました。
◎編集者コラム◎ 『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う 』鈴木智彦
 本書の単行本が発売されたのは2018年10月11日、豊洲市場の開場当日でした。暴力団がシノギ(資金源獲得の手段)とする密漁ビジネスの実態は、本書をきっかけに社会に認知され、取り締まりも強化されました。
◎編集者コラム◎ 『食と酒 吉村昭の流儀』谷口桂子
 国民的作家・故吉村昭氏の命日に合わせて刊行された谷口桂子さんの書き下ろし文庫。吉村氏と夫人で作家の津村節子氏の随筆や小説から、食に関する印象的で美味しそうな場面を抜き出して、私たちが愛すべき日本の食と酒を活写します。吉村氏は執筆に際し、信じられないほどの徹底した取材をしたことで知られています。
◎編集者コラム◎ 『置き去りのふたり』砂川雨路
 小学館文庫『置き去りのふたり』の編集者コラムをご覧いただき、ありがとうございます! 編集業務を担当しました、A田と申します。さてさて、本コラムの読者の皆さんは読書好きのかたが多いのではないか、と思うのですが……どういうきっかけで「次はこの本を読もう!」と決められるなることが多いでしょうか?
◎編集者コラム◎ 『さよなら、ムッシュ』片岡 翔
コアラのぬいぐるみがしゃべります。 このお話は、ドラマ「ネメシス」などの脚本家でもある片岡翔さんの小説デビュー作の文庫版です。ある日、氏が本作の脚本、そして主人公であるコアラのぬいぐるみ・ムッシュ一体(特注したもの)を携えて私のところにやって来たのが事の始まりでした。
◎編集者コラム◎ 『左京区桃栗坂上ル』瀧羽麻子
 京都の大学を舞台に学生たちのキュートな恋愛もようを描く「左京区」シリーズ最新作として『左京区桃栗坂上ル』の単行本が刊行されたとき、著者の瀧羽麻子さんはインタビューでこんなお話をされています(『きらら』2017年7月号より)。
◎編集者コラム◎ 『増補版 九十歳。何がめでたい』佐藤愛子
〈「九十歳。何がめでたい」を単行本にして賣り出してくれた小学館のKさんは、はじめの頃は言葉少なな控えめな人だった。それが本が増刷されるにつれて次第に元気が溢れて男っぷりが上ってきた。/「三万増刷です」「四万増刷です」と報告してくる声が躍動している。〉これは、『増補版 九十歳何がめでたい』に新たに収録したエッセイ「大声と