連載小説

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    14 「どういうことですか!?」  声を上げ、みひろが席を立つと豆田は眉を寄せて背中を向けた。その前に回り込み、みひろはさらに訊ねた。 「室長に何があったんですか? 教えて下さい」 「僕にも、
 12  足を止め、みひろはアパートを見上げた。周囲は薄暗く、二階の左から二番目の窓には明かりが点っていた。   建物の脇の階段を上がり、等間隔でドアが並んだ通路を進んだ。目当てのドアの前で足を止め、
   9(承前)  頭を切り替え、慎はみひろに向き直って答えた。 「無論、よりよい職場環境づくりのための聞き取り調査です。三雲さんこそ、なぜここに?」 「戻って来たら車があるのに室長がいないから、心配
■連載小説■ 加藤実秋「警視庁レッドリスト」
 5(承前)  ママに案内され、本橋はカウンターのみひろの隣に座った。 「突然すみません。監察係の本橋です。独身寮に行ったら、隣の部屋の人が三雲さんは多分ここだって教えてくれたので」 「そうですか。