連載小説

「ワラグル」スピンオフ小説
2月27日 from 瀬名 ……あれから十年後(なんかこんなんあった方がいいかなと思いまして)。ラリーさん、お久しぶりです。瀬名です。ラリーさんに送っていた日記を十年ぶりに読み返してみて、あの頃のことが鮮明に頭をよぎりました。優勝する前のときって、俺もう芸人辞めようかと思うほど追い込まれていたんですね。何か当時の切羽詰まった気持ちを思い出しました。
「ワラグル」スピンオフ小説
6月13日 from 瀬名 ……ラリーさん、これはないですわ。よし太が読んでるってわかってたらこんなこと書きませんよ……まあでもこの日記のおかげで、あのネタができたんですもんね……複雑な気分ですが、ありがとうございます。
「ワラグル」スピンオフ小説
5月28日 from 瀬名 ……わかりました。じゃあ周りのスタッフに牧野のことを訊けという指示にだけは従います。でも俺はもうラリーさんに付いてもらわないと決めたんで。
警視庁レッドリスト2
CASE2 マインドスイッチ : 駆け出し巡査はストーカー!?(4) 11 生田が尾行の被害届は出さないと言うので、続きは明日ということにして生田、水野ともに帰宅させた。多々良は柴崎と高橋への対応に向かい、みひろと慎は会議室に戻った。
「ワラグル」スピンオフ小説
4月29日 from 瀬名 この感じで書けと言っていただき胸をなでおろしました。もしかしたらラリーさんに激怒されるかもと危惧(きぐ)していたんで。ただこんなことをしていてKOMの決勝に行けるんでしょうか? この日記を書くのも時間がかかります。その時間をネタ作りにあてた方がいいんじゃないんでしょうか?
「ワラグル」スピンオフ小説
4月23日 from 瀬名(せな)『スマイリー』の瀬名です。ラリーさん、まずは一言お礼を。俺達スマイリーに付いてくださってありがとうございます。ラリーさんにご指導ご鞭撻(べんたつ)をいただき、今年の『KING OF MANZAI』の決勝進出を目指したいです。あっ、別に文章だからといって正式名称でなくていいですね。なんとしても『KOM』の決勝に行きたいです。
警視庁レッドリスト2
CASE2 マインドスイッチ : 駆け出し巡査はストーカー!?(2) 5 署長室を出たみひろと慎は、町田北署の二階の会議室を借りて聞き取り調査の準備を始めた。間もなく多々良課長が証拠物件保管用のジップバッグに入った投書と、生田の事故の関係書類を届けてくれたので目を通した。
警視庁レッドリスト2
CASE 2 マインドスイッチ : 駆け出し巡査はストーカー⁉ 1 「──東中野署に所属する二十代の男性巡査長が特殊詐欺通報システムを悪用し、管内在住の高齢女性から約三百万円を詐取したものである。発覚の端緒は当庁への匿名での通報であり、監察係が調査を実施し疎明に至った。男性巡査長は詐欺罪で起訴されるとともに免職の懲戒処分が決定し、同日依願退職した」
警視庁レッドリスト2
CASE1 シークレット・ガーデン : 男社会の女の園(5) 12 甘食、プリンパン、チョコチップメロンパン──ああ、揚げパンもあるんだ。心の中でそう呟いたとたん、「揚げパン、おいしいですよ。この店なら、行ったことがあります。カバのイラストがトレードマークで、看板や包装紙、インテリアにも使われています」
警視庁レッドリスト2
CASE1 シークレット・ガーデン : 男社会の女の園(4) 10 スマホのスピーカーからツーツーという話中音が流れだし、慎は電話を切ってため息をついた。
警視庁レッドリスト2
CASE1 シークレット・ガーデン : 男社会の女の園(3) 7 下げていた頭を上げた時、川浪は安堵と解放感で軽い興奮状態だった。みひろたちのセダンが見えなくなったのを確認し、吉祥寺署の駐車場を出て歩道を歩きだした。五日市街道沿いのコンビニに入り、カゴを手に奥のスイーツコーナーに向かった。
警視庁レッドリスト2
CASE1 シークレット・ガーデン : 男社会の女の園(2) 4 吉祥寺署は、吉祥寺の街の賑やかさから少し離れた五日市街道沿いにあった。五階建ての古く大きなビルで、約三百名が勤務している。一階の駐車場にセダンを停め、みひろは慎と署内に入った。受付で慎が名乗ると、一階の奥の署長室に通された。署長と会計課長に挨拶を済ませたところに用度係長の前田が来たので、彼の案内で二階に向かった。
警視庁レッドリスト2
CASE1 シークレット・ガーデン : 男社会の女の園(1) 息を殺し、阿久津慎(あくつしん)は向かいを見つめた。体の前に両手でファイティングポーズを作った男が、じりじりと間合いを詰めて来る。男は無表情だが、全身から殺気を漂わせていた。
上流階級その3 14回
 お歳暮の手配を終え、事務方にリストを回すだけでもなかなかの分量。成人式を迎えられるお子さんのための、オーダーメイドのお着物が仕上がってくる季節でもある。着物はある程度の体型や体重の増減に合
上流階級 第13回
 今日は雨なのでランニングにも行かず、家で英語のスカイプレッスンをしていたという桝家は、静緒がバッグの中から物件の資料を出すと、驚いた顔をした。 「ほんとに家買うんですか?」 「
上流階級 第12回
「あんたが店で働いてるところ、よくこっそり見に行ったけど、お客さんにぺこぺこしてるのよう見たわ」 「いやあ、それはまあ、こういう仕事だったらさ」 「お母さんもスーパーでよくぺこぺ
上流階級その3
  *** 「すごいところまで行きましたね」  事情を聞いて助太刀を頼んだ桝家は、やや呆(あき)れたような声で顔からシートパックを剥がした。 「この後に及んで引けない
上流階級その3
「そういえば、私がもっと若い頃は、いまより音楽番組がもっとたくさんあった気がします。いつのまにかなくなりましたけど」  CDの売り上げがミリオンセールスを記録することもなくなり、皆 y