さとみ らん

里見蘭

一九六九年東京都生まれ。早稲田大学卒業。二〇〇四年、『獣のごとくひそやかに』で小説家デビュー。〇八年『彼女の知らない彼女』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。

◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第203回
「先生は、二つのDNA型が『検査した十六のローカスで完全に一致』した、とおっ…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第202回
 モデル図では管のマイナス極からプラス極へとDNAの移動する様子を表す矢印が…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第201回
 休憩後、一人目の証人尋問が始まった。足立南署刑事課鑑識係に所属する女性警察…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第136回
 取調べ映像を裁判員に見せると、それは他の証拠よりも裁判員の判断に過大な影響…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第135回
「はい。弁護人は今、問題となった証拠に違法収集証拠排除法則を適用しようとして…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第134回
 公判前整理手続はたんに公判の期日等を決めたり調整したりするだけの場ではない…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第133回
 都築は書記官に目を向けた。「記録してるか?」「え……」いきなり水を向けられ…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第132回
 八月六日。東京地裁の法廷に、裁判長を始めとする三人の裁判官と書記官、三人の…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第131回
 書類を読んでいるだけで息が詰まりそうになる。起訴前、志鶴は一度岩切本人と直…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第130回
「漂白」目次  類型証拠として検察官に開示請求した証拠のリストと…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第129回
 証拠資料が入った段ボールを会議室へ運び込むと、三浦俊也はまず検察官の証明予…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第128回
 ブルーレイディスクをトレイに載せデスクトップパソコンに挿入。息をこらして画…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第127回
「漂白」目次 「あと気になるのは目撃証言だな」都築が言った。「検…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第126回
 ノートパソコンにワープロソフトを起(た)ち上げ、「1 被告人について」と打…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第125回
「漂白」目次  志鶴と田口は静かに対峙(たいじ)した。  …
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第124回
 都築の声が、法廷で弁論するときのように熱を帯びてきた。志鶴の胸の鼓動が高ま…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第123回
「漂白」目次 「③の目撃証言、これ、怪しいよなあ」都築が言った。…
第七章──焦点 1 コンビニのドアが開いて、一人の少女が店内に入ってくる。夏…