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文庫本

「きらら」おすすめラインナップ、ご注文もこちらから。

小学館文庫／320頁
１２月６日発売

初任科第百期短期課程の桐沢篤は、
風間教場に編入された不運を呪っていた。
桐沢はゴールデンウィーク明けに最初の洗礼を受ける――。

週刊文春「2013年ミステリーベスト10」
国内部門第１位『教場』の続編！
白髪隻眼の鬼教官・風間公親は、今作でも健在！
警察小説に新機軸を打ち出したベストセラー！

小学館文庫／352頁
１２月６日発売

深作日都子は小学5年生の時、
教師から金魚を殺した濡れ衣を着せられ、
熾烈ないじめの対象となった。
そのときから誰にも心を閉ざし、
「みんな」には加わらない「ヒトリコ」として生きていく。

巻末には〈文庫特別番外編〉として、
本編エンディングから10ヶ月後のエピソードを書き下ろし！

小学館文庫／256頁
１２月６日発売

貧しい小作の娘だった志乃は、女郎になるのが嫌で、
首切り浅右衛門のもとで「男」として仕えることになった。
「女」としてまともな幸せなど考えていなかったが、
壮太と出会ったことから、夫婦になった二人。
しかし、壮太にも隠された過去があった――。

ささやかな幸せを願う市井の女性が
懸命に生きる姿を描いた、書き下ろし人情小説。

小学館文庫／544頁
１２月６日発売

コンピュータ・ウィルス「モナ」の「唯一の生還者」から、
ワクチンを製造しパンデミックを阻止しようとする者たちと、
それを使って世界征服を企む者たち。
さらに愛する妹の奪還に命をかけるモサドの女諜報員、
厳しい尋問を受けながらも口を割らないスパイ「シノン」……。
様々な思惑を巻き込み、物語は驚愕のラストへ。

北欧ミステリ界の新星による傑作『モナ　聖なる感染』後編。

小学館文庫／288頁

上橋菜穂子さん推薦！
「命というものの深みに届きながら、
　信州の風のような爽快さと、静かな明るさがある。
　これこそ夏川さんの筆の、魔法です」

一止とハルさんの物語は原点へ。
日本中を温かい心に包み込んだ大ベストセラー、最新作！
『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚、珠玉の短編集。

小学館文庫／272頁

愉しく読めて、ままならぬ浮き世も楽になる。
これぞあやかしエンタメの隠し玉！　――��田郁さん推薦！

「あんた、迷いを晴らしたいんだろ。いくら出せるかね？」
おみつは、三味線の稽古場で出会った京さんに惹かれている。
京さんからもらったかんざしをなくしてしまったおみつは、
占い老婆から「えにし玉」を渡され――。
第一話「みれん玉」ほか、全５話を収録。

小学館文庫／416頁

ベンと元妻エイミーに女の子ボニーが生まれてから９か月。
「妹」ができ「良き兄になろう」と奮闘するタング。
だけどうまくいかずに癇癪を起こしたり、
焼き餅を焼いたり、ベンとケンカしてプチ家出したり……。

ちょっぴり成長した「お兄ちゃんタング」の
可愛さといじらしさが満載。
面倒くさくも愛おしい、人間とロボットの「家族」の物語。

小学館文庫／336頁

僕はこの世界に左足から登場した――。

圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。
父母、そして問題児の姉とともに帰国した歩は、
大阪での新生活を始める。
その後、父の新たな赴任先がエジプトに決まり、
日本人学校に通うことになった歩は、
ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会い……

小学館文庫／320頁

両親の離婚、そして帰国。
母の実家のそばに住む母子三人は、バラバラになっていった。

母は頻繁に恋人をつくり、
サッカーに興じる歩は高校で同級生の須玖に影響を受ける。
矢田のおばちゃんが宗教団体の教祖のように祀り上げられ、
姉は次第にそこに出入りするようになった。
歩は、逃げるように東京へ向かう。

小学館文庫／304頁

矢田のおばちゃんの遺言で、姉・貴子は海外放浪の旅に出る。
一方、公私ともに順風満帆だった歩は、
三十歳を過ぎ、あることを機に屈託を抱えていく。
放浪を続ける姉からある日一通のメールが届く。
ついに帰国するという。しかもビッグニュースを伴って。
反対に、歩にはよくないことが起こり続け……

解説は、又吉直樹さん！

小学館文庫／352頁

波瀾万丈な人生を送ってきた人物ではなく、
どこにでもいる普通の男子の物語を書いてみよう――。
話し合いの末、編集者が連れてきたのは三十代前半の会社員。
しかし、彼の半生はちょっと普通とはいいがたいものだった。

愉快な小学生時代、暗黒面の中学生時代、おバカな高校時代、
女性と初めて交際した大学時代を経て、就職が決まる。
しかし、彼は余命２か月の末期がんと告げられ……。

小学館文庫／328頁

飛ぶ鳥を落とす勢いの新鋭作家・浜名湖安芸は、
「ポリティカル・コレクトネス」をコンセプトにした警察小説
という“意識高い”依頼を受けた。
パワフルでエキセントリックな編集者を相手に、
ハマナコは超大作を書き上げる！？
表題作のほか、多彩なテーマの六編を収録。

国家問題級の刺激的ミステリー集。著者初の文庫オリジナル！

小学館文庫／480頁

突然の電話は母親の訃報だった。
３歳で叔母に預けられて以来、
29年ぶりの生家で父親が放った一言は、
「おまえは来るべきじゃなかった」
なぜ屋敷と両親から引き離されたのはわたしだったのか――。

刊行直後、15か国で翻訳決定！　デビュー作にして、
見事なページターナー、大傑作サイコ・スリラー！

小学館文庫／224頁

ペックランド人民党中央委員会委員長・ジョンウインは、
ミサイル実験の発射ボタンを押す作業に日々勤しんでいた。
そんなジョンウインのもとへ、ＡＩロボットが届く。
聞けば、自分は暗殺された異母兄、ジョンナム−ルだという。
次第にジョンウィンは彼との会話を頼みにするようになるが、
何事もない日々がそんなに長く続くはずはなかった――。

『オケ老人！』作者が放つ、世界一ふしぎな兄弟物語。

小学館文庫／384頁

元禄十三年、玄悦は二百石取りの彦根藩士の家に生まれた。
自分が母の実の子ではないと感じていた玄悦。
生みの親は、下働きの八重だった。
そんな八重がお産で命を落とし、玄悦は医者を志す……。

のちに山脇東洋を始めとする一流の医者たちからも
その技術を認められることとなる、
実在した男の熱き生涯を描いた傑作小説。

小学館文庫／320頁

母と二人暮らしの真紀は、今おつきあいしている彼が、
一生をともに歩む伴侶としてベストなのか悩んでいる。
真紀が選びに選んだ勝負下着も、
お構いなしにただ脱がすだけの彼。
一生をともに過ごす相手は、本当にこの人でいいのだろうか？
女の本当の幸せって何？　最後に真紀が選んだ結末は……？

揺れる35歳独身女性の心理をリアルに描き出した傑作。

小学館文庫／240頁

突然姿を消してしまうノラ猫がいる。
そういう猫は、実は俳句の旅に出かけているのです。

斬新な芭蕉研究で注目を浴びる著者が、
全篇ノラ猫の視点で描いた前代未聞の猫小説。
全篇に猫たちが詠んだ句があふれ、
人気猫イラストレーター・浅生ハルミンの
絵60点余（カラーも10点）をちりばめた傑作猫物語。

小学館文庫／464頁

ヤンキースタジアムでピーナッツ売りをする
30代の売れない小説家・テッドは、
ある夜、母の死以来疎遠になっていた父が末期がんと知る。
レッドソックスが試合に勝つと父の病状が良くなるようで、
テッドは父の悪友たちを巻き込んで大芝居をうつ。
そしてついに、レッドソックス対ヤンキースの最終決戦が…。

不器用な父子愛に笑って泣ける家族小説！

小学館文庫／344頁

苦戦した就活でどうにか潜り込んだ勤務先を、一ヶ月で辞職。
再就職のアテもなければ蓄えもない矢先、
疎遠にしていた父親の訃報が飛び込んできた。
文哉は南房総にある父の終の棲家で、遺品整理を進めていく。
海辺の町で、東京とは違った時間の流れを生きるうち……。

「あなたにとって、幸せとは何ですか？」
と穏やかに問いかけてくる、著者新境地の感動作！

小学館文庫／288頁

｢ひとつ例にとると、『傘を探す』という作品。
　僕はこの、失われた雨傘を探して夜の街を、
　人から人へとめぐり歩くストーリーをいまでも
　面白いと思います」（本書「三十年後のあとがき」より）

近年、『鳩の撃退法』『月の満ち欠け』と、
次々に傑作を発表し続けている著者が、
デビュー直後に執筆した恋愛小説５編を収録。