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四六判／336頁

マジメだけど不器用、悩める女医が拾ったのは、
患者の心の「○○」が聞こえる聴診器。
死を目前にしてさまざまな後悔を抱える患者達とともに、
33歳の医師・早坂ルミ子は、
“もうひとつの人生”を生き直すことに――。

もしも、この歳で死ぬことを知っていたら……。
生き方を見つめ直すヒューマン・ドラマ！

四六判／368頁

1913年、ニューヨーク。
ハドソン川で発見された若い女性の死体の肩には、
ヘビの絵柄と「Ｈ・Ｃ」のイニシャルが彫られていた――。

時は遡って1859年。駿河の下級武士の家に生まれた
宮崎匡（のちの彫千代）は刺青に心を奪われ彫り師を志す。
欧米では「刺青のエンペラー」として伝説となった、
実在の彫り師の生き様を描く歴史エンタテインメント!!

四六判／376頁

1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。父の海外赴任先だ。
チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。　
イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、
今度はエジプトへ向かう。
後の人生に大きな影響を与える、
ある出来事が待ち受けている事も知らずに――。

西加奈子が全てを注ぎ込んだ記念碑的長編。

四六判／360頁

サラバとは何か――。

一家離散。親友の意外な行動。
恋人の裏切り。自我の完全崩壊。
ひとりの男の人生は、
やがて誰も見たことのない軌跡を描いて、地に堕ちていく。
絶望のただ中で、宙吊りにされた男は、
衝き動かされるように彼の地へ飛んだ。

Ａ５判／128頁

喜びと悲しみ、生と死はいつも隣り合わせ――。

今は亡き〈グーグー〉と〈テンミケ〉、そして〈クロ〉。
左目の視力を失った〈タマ〉、
グーグーのまねをする〈キジタロー〉、
二重人格の〈トラ〉、トイレを失敗しない〈ビー〉……。
個性あふれる猫たちとの日々をやさしく（時には厳しく）
描いた傑作コミックエッセー。あとがきマンガも収録。

四六判／256頁

館林・城沼の四季折々の風景を忘れない――。

特別な才覚がないことに悩みつつも誠実に生きる
下級藩士村瀬家の長男・惣一郎。
友の離反や父の病、筆頭家老の殺害や浜田への国替え……
さまざまな出来事を経て大人になっても、
惣一郎が思い出すのは故郷・城沼の風景だった。
そんな折、かつての友から悲痛な思いを綴った手紙が届く。

四六判／336頁

極上の味がキャッチフレーズの高級商品『極卵』。
そんな安全・安心の商品に、食中毒事件が発生する。
急増する被害者、業者を糾弾する消費者団体、
過熱報道を繰り返すマスメディア……。
取材を進める元新聞記者の瀬島桐子は、
驚くべき真実を目の当たりにする――。

医療ミステリーの第一人者渾身の書き下ろし長編！

四六判／256頁

四月の雪の日。
あの日、あたしは生き返らなかった。

シェアハウス〈Ｂハウス〉には五人の住人がいる。
その夜、開かれたパーティで、いったい何があったのか？
悪意と嫉妬、自由と不自由――小さな染みがじわじわ広がり、
住人たちは少しずつ侵されていく。
ミステリー＆恋愛小説。

四六判／208頁

鴨川流・こいし親娘と虎猫のひるねがお迎えする、
不思議な食堂へようこそ！

〈“食”捜します〉と料理雑誌に掲載される一行広告。
看板も出していないその食堂では、
もう一度食べてみたい思い出の味を再現するという。
海苔弁、ハンバーグ、焼飯、中華そば、天丼などの
思い出と味を求めて６組の客が食堂に訪れるシリーズ第２弾！

四六判／288頁

僕、お医者さんに、余命２ヶ月って言われたんですよ。
でも生き残っちゃいましたけど。

作者が出会った、小森谷真というごくごく普通の男性。
先生に恋する幼稚園時代、ただただ楽しい小学生時代、
暗すぎる中学校時代、悪友と騒いでばかりの高校時代を経て、
小森谷くんは大学へ進学。憧れの映画配給会社で、
社会人として充実した日々を過ごしていたが……。