- 2023.08.20NEW!
- 「警察小説新人賞」第2回の受賞作が発表されました!
- 2023.07.20NEW!
- 「警察小説新人賞」第2回の最終候補作が発表されました。
- 2023.03.01NEW!
- 「警察小説新人賞」第3回の募集を開始しました
- 2022.12.14
- 第1回「警察小説新人賞」受賞作『恩送り 泥濘の十手』発売中!
- 2022.08.25
- 第1回「警察小説新人賞」受賞作ついに発表!
文芸エンターテインメントの世界で、警察小説は今も昔も衰え知らずの人気を博しています。警察小説は、映画化、ドラマ化、コミック化と双方向的に相性が良いのも特徴です。
横山秀夫氏の『64』、佐々木譲氏の『警官の血』、髙村薫氏の『レディ・ジョーカー』、大沢在昌氏の『新宿鮫』など、警察小説の名作は文芸の世界のみならず、常にその時代のエンターテインメント界を牽引してきました。
時代を動かす新たな書き手を発掘し、原作を映画化、コミック化など多面的な展開につなげていくため、2017年に警察小説大賞は創設され、2022年には「警察小説新人賞」にフルリニューアルしました。
選考委員には、『震える牛』の相場英雄氏、『教場』シリーズの長岡弘樹氏、『機龍警察』シリーズの月村了衛氏、『流』で直木賞を受賞された東山彰良氏に加え、第2回より『隠密捜査』シリーズで警察小説に新たな地平を開いた今野敏氏を迎え、さらなる発展を目指します。
警察小説は、何でも入れられる便利な器だと思っています。その器に、ありきたりなものではなくあなたにしか書けない素材を盛り込んでいただきたいと思います。新人に期待するのは、うまさではなく、ひたむきさです。
過去の選考では、〈この手があったか!〉〈まさか、 この結末か!〉と選考委員を仰天させる作品があった。既存の警察小説の枠組みにとらわれず、もっと我々を驚かせてほしい。
警察小説のリアリティレベルは刻々と上がっている。下手をしたら読者の方が警察組織について熟知している。そんな時代に、如何にして新しい世界を切り拓くか。果敢なる挑戦を今から大いに期待している。
選考会ではいつも「キャラクター造形」が評価の大きなポイントになりますが、キテレツな人物を無理に作る必要はありません。あなたの文章を丹念に積み重ねてさえいけば、 自然と新鮮な警察官(ヒーロー)像が立ち上がってくるはずです。
警察小説に関してはまったくの門外漢です。勉強量の多さを誇るものより、犯罪をめぐる人々の葛藤や物語性を重視した作品を読ませてください。知識欲を満たしてくれるものよりも、 魂にとどく物語をお待ちしてます。