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小学館文庫／240頁

超進学校で野球部を探していた新真之介の前に現れたのは、
ドイツ語教師でサッカーしか知らないド素人の監督だった。
監督・セバスチャンは、二年で甲子園に行くと宣言。
入部初日グランド使用権をかけて、練習試合を申し込まれ、
相手の映画研究同好会には、天才女子高生ヒカルさんがいた。

ヒカルさんが開発した「等速円運動打法」とは何か？
野球の常識を次々に覆していく第二幕！

小学館文庫／224頁

リトルリーグ全国ベスト４、中学二年の春季大会では全国準優勝、
将来はメジャーリーガーの夢に向かっていた新真之介の人生は、
キャッチャーの沢登に彼女ができたせいで、中二の夏から暗転。
甲子園常連校への野球推薦を逃した真之介は、どういうわけか、
東大合格者数全国１位の超進学校に入学してしまい……。

目指すのは甲子園か？それともやっぱり東大か？
おもしろさナンバー１、青春野球エンタメ開幕！

小学館文庫／176頁

旧財閥・門前家。女優の葵、その娘の一葉と理沙、
そして執事兼医師として仕える西条が住むその邸宅に、
ある嵐の晩、謎の美少女が訪れる――彼女の名は「おろち」。

美しき姉妹が受け継いだ穢れた血……。
止まらない惨劇の連鎖を描いた、戦慄のスリラー!!
天才・楳図かずおの不朽の名作を、
鬼才・嶽本野ばらが新たな世界で魅せる！

小学館文庫／288頁

六度目の結婚記念日に、離婚を宣言した32歳の聡子。
自立するためスタートさせた新しいビジネスは、
「セシル」を名乗り、
コミュニケーションが不得手な男子大学生を相手に、
電話で会話能力をトレーニングする、というものだった。
ところが最初に電話をかけてきたのは74歳の老人で……。

元「ダ・ヴィンチ」編集長が描いた女性起業小説。

小学館文庫／166頁

〈私には一人の息子と一人の娘、妻がいる。
私は子供たちのことも妻のことも愛してはいない〉
〈ほんとうに人間は癌のような存在だ〉

53歳の妻子ある男の手記は、
一見このような人間への全否定の言説で埋めつくされていく。
しかし、彼は、呪詛めいた思いのために、
この手記を綴ったのではなかった。

小学館文庫／352頁

誰だって、ひとを好きになるとじっとしてはいられない。
みっともないくらい心が揺れる。
七夕の夜、出会った彼はキテレツな理系男子だった。

京都での、かけがえのない学生生活と仲間たち、
ゆるやかに育まれる等身大の恋――。
甘酸っぱい記憶を呼び覚ます、
たまらなくキュートな青春小説。

小学館文庫／320頁

「ねえ聞いてるの？　自分のことを僕って呼ぶ人間が
ギャンブラーになんかなれるわけないって、あたしは言ったのよ」
婚約者がたしなめる青年の、唯一の趣味は競輪。
死期が近い父親の当たり車券を元手に、
彼が大勝負に挑もうとする表題作をはじめ六篇収録。

ギャンブルに翻弄される人々の出会いと別れ、
普遍的な人間心理を飄々たるユーモアで描いた作品集。

小学館文庫／192頁

西加奈子／『泣く女』
島本理生／『捨て子たちの午後』
井上荒野／『下北みれん』
嶽本野ばら／『死霊婚』
夏川草介／『寄り道』

人気作家５人が、本州最北端の地を実際に旅して描いた、
旅＋恋＋αのノーザン・ストーリーズ！

小学館文庫／368頁

旧制七高（現・鹿児島大学）野球部の創部100周年を記念して、
ライバル五高（現・熊本大学）との対抗試合の開催が決まった。
太平洋戦争前夜、七高のエースだった上田勝弥は、
記念試合開催に向けての取材で、当時の記憶を語りはじめ――。
英霊たちに見守られながら、七高と五高の記念試合が幕を開ける。

三國連太郎主演映画「北辰斜にさすところ」原作。
ベストセラー『史上最強の内閣』の著者による誇り高き精神の物語！

小学館文庫／256頁

「世界は変えられないと知ったから、
わたしは自分のほうを変えることにした」
タレント志望の栞、ロックファンでイギリス留学を夢見るサチ、
仕切り屋で優等生の裕子、ヤンキーで妊娠してしまう矢野、
そして、精神を病んで転校する萌絵。
「わたし」の５人の女ともだちと、恋人の岸田くんとの交流。

女子高校生の世界を魅力あふれる文体で描いた傑作長編。