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小学館文庫／384頁

片桐いずみは、就活で大苦戦した末に、
ようやく住宅リフォーム会社に内定した。
しかし入社早々、理不尽に怒鳴りまくる部長の姿を目にする。
それから３年。鬼の飛び込み営業を続けていたある日、
彼女に新人の部下が付く。これが、とんでもない男で……。

超絶マイペース新人が、とあるブラック企業にやってきた！
前代未聞のお仕事小説！

小学館文庫／280頁

広告制作会社に身を置く私は、
ＣＦ撮影で17歳のモデル、サキと知り合う。
「あたしと、セックスしたいですか」と訊く彼女は、
「でも、するのは祖父の部屋だけにしてください」と続けた。

――年寄りが死なない国は、どうあがいたって破滅するよ。
斑ボケの老詩人と少女と私。
尊厳あるその時に向って、奇妙なトレーニングは始まった。

小学館文庫／320頁

業績悪化により、人員削減を行うことになった勤務先。
50歳を目前にした芦溝良郎は、
上司に騙されて、人材派遣会社への出向を受け入れた。
キツすぎる仕事に、心の病を自ら疑いはじめた時、
公園で見かけたドングリが、良郎の運命を大きく変える。

本人も気づかなかった潜在能力で、
逞しく変貌していく主人公を描いた感動の長編小説！

小学館文庫／232頁

「旅は、思わぬ出逢い、思わぬ人の一言を耳にして、
　考えさせられることが数々ある」
作家・伊集院静が、旅の日々で心に残った３３の言葉。
スペインの巡礼の道、画家・モネが滞在した北フランスの街、
白神山地の森……国内外の旅で作家が心にとどめた言葉は、
私たちに人生を考えるヒントや勇気を与えてくれる。

世界の旅先で出逢った「運命の言葉」を綴る珠玉の紀行文集。

小学館文庫／288頁

第一話　味噌汁……………………………帰りたいのに帰れない
第二話　おにぎり…………………………果たされなかった約束
第三話　豚のしょうが焼き…………夫婦は仲良ぅせんとあかん
第四話　冷やし中華…………………夏休みとお祖母ちゃんの家
第五話　から揚げ……………………負け犬青年と消えた料理人
第六話　マカロニグラタン……すがるのは過去の思い出ばかり

京都のカリスマ案内人が贈る、ハートフルストーリー第四弾！

小学館文庫／344頁

事件・事故現場専門の清掃会社クリーニングサービス宝船。
そこで働く桃子の特殊な能力を利用して、
「失せ物探し」のサービスをはじめた会社は業績絶好調。
そんな折、現場に遺された想いに感応する桃子の能力が消え、
さらに、かつてかかわった事件にまつわる危険が、
桃子と翔のもとへ迫っていた……

笑って泣ける新感覚ミステリシリーズ、堂々完結。

小学館文庫／392頁

老人ホームに入居するための１千万円を、
蟹江静子は詐欺グループに騙し取られてしまった。
彼女に金を取り返そうと提案した八原みちるもまた、
悪人をターゲットに金を奪っていた詐欺師だった。
昔の仲間と動き出すみちるの身辺に、染田刑事の追跡が……

騙す奴から奪い取れ！
のるかそるかの大バクチ！書き下ろしコンゲーム小説!!

小学館文庫／240頁

著名な日本画家の来栖現は、たびたび有名人と浮き名を流し、
妻の佳代が亡くなった際も、旅先から帰らず葬儀を欠席する。
それ以来、娘の愛子は父親を許せず、連絡を絶っていたが、
愛子の息子の春也が、
現と手紙をやり取りしていることに気づき――。

あなたは家族を大切にできていますか？
涙がとめどなく溢れ出る、感動の物語。

小学館文庫／344頁

中国で死刑囚の臓器が日本人患者に移植されている。
社会部記者・鹿島謙吾が、この事実を記事にすると、
国内では臓器提供の要件を緩和する法案が動き出した。
脳死判定のデータ改竄と違法な政治献金の取材を続けるが、
それは移植を待つ患者の希望を打ち砕くことにもなり……。

政治家の「首」を取るスクープを前に、
揺れ動く新聞記者の心情を描いた問題小説。

小学館文庫／448頁

多岐川優の活躍で、存続すら危ぶまれた止村は窮地を脱した。
あれから三年。村の麓の町の駅前開発計画がもちあがった。
現状維持か、都市開発なのか――。
世論は二分、その争いは多岐川家の夫婦間にもおよび、
美穂は家を飛び出して、劣勢の駅前商店街保存に奮闘する。

日本のそこかしこで直面している問題に切り込む、
地域活性エンタテインメント！！