ＷＥＢきらら

ホーム > 小学館文芸の本 > 文庫本 > アーカイブ 15

文庫本アーカイブ　》》		▼ NEW 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 ９８７６５４３２１

小学館文庫／344頁

歯学部の剣拳磨は、ある事情から大学を中退して上京、
飛び込みで就職したのは下町の金属加工会社だった。
学部実習で“削り”には自信があったが、
金属加工の世界ではそれが全く通用しない。だが社長は言う、
「おまえの切粉（削り屑）はいい匂いがする」と。

やがて拳磨は、社長のすすめもあって、
技能五輪全国大会を目指すが、そこには意外なライバルが！

小学館文庫／384頁

「山根くん。おめでとう。それが恋というものなりけり」
山根が大学院生になった春。
生物学科の安藤や数学科の龍彦らと同様、
工業化学科の山根もまた趣味と研究を偏愛しすぎる毎日で、
当然、異性のことなど頭の片隅にもなかったのだが――。

不器用な理系男子が“京都の姫”に一目惚れ！
初恋のときめきをあたたかく包みこむ純情恋愛長編。

小学館文庫／208頁

大阪でひとり暮らしする35歳の私は、
クレジットカード申し込みの記載を修正する職に就く。
リストのなかに十数年来音信不通の姉の連絡先を見つけ、
しばらく躊躇した後、久しぶりに電話してみる。

幼少期、母を「黒い太陽」と呼ぶほど、
ひどい扱いを受けていた姉と、
私は帰省することにするが――。

小学館文庫／368頁

長年の友人関係にあったふたりは、09年３月に入籍。
川崎に新居を構え、そして翌月には妊娠が発覚。
ところが、体調不良の妻が検査を受けた同９月、
悪性の腫瘍があると告げられる。
リンパ節の転移もあり、第３期だった――。

こんな闘病記があったのか……
妻の最期を夫が描き取った「10か月の生の記録」。

小学館文庫／512頁

辻村凪子は京都の「ビストロ青猫」で働く37歳。
ケータリング先で見かけた呪術研究家が、
翌朝「鐵輪の井戸」近くで死体となって見つかる。
井戸は貴船神社丑の刻参りの出発点で
“魔界”スポットとして知られていた――。

連鎖する怪奇な「髑髏本尊殺人事件」の謎に
人妻料理人が挑むスピリチュアル・ミステリ！

小学館文庫／272頁

母校の珠城学院高校に体育教師として赴任した桐野一寛は、
学園トラブルを解決する「スクールセイバー」の一員。
教頭の魚塚誠、国語教諭の範田初、数学教諭の尾根勝哉、
英語教諭のジョー・ラベリス、用務員の荒井二郎とともに、
きょうももつ焼き「あらい」に集合だ！

生徒による賭け麻雀や競馬、果ては卒業式での爆破予告も。
もつ焼きが食べたくなる、書き下ろしユーモア小説！

小学館文庫／392頁

シリーズ累計４００万部突破！
お嬢様刑事の宝生麗子と
毒舌な執事探偵の影山のコンビが活躍する、
国民的ユーモアミステリ第３弾。

続々と発生する難事件に麗子はピンチ。
影山の毒舌と推理は絶好調！
風祭警部を含めた３人の関係にも変化が訪れて……。

小学館文庫／192頁

十年前の展覧会場で、画家の卵である主人公は、
初めて「わたしだけの神様」に出会う。
二十歳以上年上の彼は額縁職人で、
すぐに〈わたしたち〉は愛しあう。
でも、恋は一年しかつづかなかった。

そして十年後。美術教師の〈わたし〉は三十八歳。
再会はホテルの一室だった。

小学館文庫／272頁

夫や子どもに先立たれた孤独な「おばあ」と「おかみさん」、
レストランチェーン倒産で借金まみれの「シャチョー」、
ホームレスに転落した元サラリーマンの「空き缶拾い」、
妻に逃げられ生活保護を受給する自称作家の「ブンガク」。

……そんな鬱屈したワケアリ住人ばかりが暮らす
オンボロアパート「オアシス荘」の一室に、
生後間もない赤ちゃんが置き去りにされ――。