今日のメシ本 昼ごはん
豆を買いつつの、おやつタイム♡
当店は、地下鉄東西線南郷18丁目駅又は東豊線福住駅からバスに乗り換えが必要な郊外型書店です。大きな駐車場の周囲にスーパー、ホームセンター、ファストフード店が並ぶ一角にあります。扱う商品は本・文具・ゲーム・DVDレンタル等、小さい割に多岐に渡っています。昼食にどこかへ出ることはありませんので、主に弁当持参です。食後の読書用のゲラ、文庫などでリュックがパンパンです。休日に大好きなカフェに行って、軽くランチができたら最高です。
○月×日
ふだんとは違いタブレットにゲラをダウンロードして道尾秀介さんの『風神の手』を読みました。本当に良いものは誰が読んでも良いと感じるものなのだとしみじみ思いました。最近は、「ネットギャリー」からダウンロードして読む機会が増えてきました。キンキンに冷えた休憩室では温かいお味噌汁とおにぎりで体を温めて、とにかく読む。
○月×日
シヤチハタを新調しました。キャップレスが楽しくて、入荷伝票の束を抱えて軽快に押しまくる。
○月×日
担当しているのは、文庫・文芸・児童書です。毎月文庫のフリーペーパーを発行しています。休憩中に少しずつ書いています。表裏、一般文庫と時代小説文庫に分けています。おすすめの文庫の紹介や次月発売予定の案内などが主な内容です。そのための読書も休憩時間にするようにしています。
○月×日
お昼は、コロッケパンとドリップコーヒー。パンとコーヒーがあれば幸せなので、ペットボトルにおいしい水を入れて持参し、一人用の湯沸かしポットはロッカーに常備しています。今飲んでいるコーヒーは「コーヒースタンド28」のもの。幸せな香りに包まれながらプルーフ『罪人が祈るとき』を手にとりました。小林由香さんの2作目です。自殺を決意した少年と息子を自殺で失った父親が出会うヒューマンミステリーです。
○月×日
本屋大賞ノミネート10作が発表されたことを確認。この瞬間はドキドキする。自分が投票した本はあるのか……「あった!」1冊でもあると嬉しい。未読2冊のうちどちらから読もうか。
(「STORY BOX」2018年3月号掲載)