編集者コラム

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◎編集者コラム◎ 『今読みたい太宰治私小説集』太宰 治
小さい頃から大好きだった、老舗の和菓子屋さん。誰もが「美味しい」と認めながらちょっとイマドキ感には欠けるかな、というおやつ。たとえば、福砂屋のカステラ。それが今では「フクサヤキューブ」という、ポップでカラフルなボックスに小分けのカステラを詰めて、おしゃれでカジュアルなイマドキの手土産に変身したように。
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◎編集者コラム◎ 『まぎわのごはん』藤ノ木 優
 小説『まぎわのごはん』の編集業務を担当させていただきました、A田と申します。 先日、フェイスブックを開いたところ「7年前を振り返ろう」というメッセージとともに、友人と撮影した一枚の写真が目に入ってきました。
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◎編集者コラム◎ 『かぎ縄おりん』金子成人
「あたしは、お父っつぁんの敵を取りたいんだよっ」
 どうですか、このすがすがしいまでの啖呵! 本作のなかで、担当編集いちばんのお気に入りのセリフです(お気に入りすぎて、帯の表4にも入れました)。 時は文政9年、11代将軍家斉の時代。主人公おりんは日本橋堀留にある駕籠屋の娘、花も恥じらう18歳……なのに
◎編集者コラム◎ 『汚れなき子』著/ロミー・ハウスマン 訳/長田紫乃
ドイツ・アマゾンのレビュー数1756、★平均4.5超!
 米アマゾン、発売7か月でレビュー数3145、★平均4.5超!※いずれも2021/5/25現在 欧米で今もリアルタイムで大ヒット中!!
 ドイツ・ミステリの新星ロミー・ハウスマンによるデビュー作、『汚れなき子』(原題 : Liebes Kind)をお届けします。
◎編集者コラム◎ 『囁き男』著/アレックス・ノース 訳/菅原美保
《背筋の凍るような恐ろしい犯罪が題材であっても、読み手の心の奥底まで入りこんで感情を揺さぶり続け、読み終わった後もなかなかその状態から放してくれず、いつまでも心に居続けるミステリーに出くわすことがある。本書『囁き男』はまさしくそんな一冊だ》翻訳ミステリー・映画ライターの♪akiraさんによる、解説の中の言葉です。
◎編集者コラム◎ 『旅だから出逢えた言葉 Ⅱ』伊集院 静
〝「コロナ禍で旅にいくこともままなりません。伊集院さんはどうお考えですか」しかし、よくよく考えてみれば、その答えも本書にあるように思える。本を読めばいいのだ。〟これはタレントで先日吉川英治文学新人賞を受賞された作家の加藤シゲアキさんが執筆してくださった本書の解説からの抜粋です。

◎編集者コラム◎ 『鴨川食堂ごちそう』柏井 壽
 かたつむり、最近見かけなくなりましたね。私が子どもだった20年ほど前には、学校の帰り道や、公園にある紫陽花の葉っぱにくっついていたのですが……。梅雨になると、毎年かたつむりのことを思い出します。さて、梅雨まっただ中の6月7日、柏井壽さんがご執筆された「鴨川食堂」シリーズの第8弾、『鴨川食堂ごちそう』が発売になります。
「この絵、誰を描いたものか分かりますか?」——長崎での取材から戻ってきたノンフィクション作家・広野真嗣氏は、興奮気味にそう話していた。その絵というのが、本書のカバーにも掲載した「ちょんまげ姿のヨハネ」の聖画である。
◎編集者コラム◎ 『くさまくら 万葉集歌解き譚』篠 綾子
 万葉集歌解き譚シリーズ最新刊は、江戸の東郊にある歌の名所・葛飾の真間へのワンデイ・トリップから始まります。賀茂真淵の弟子で薬種問屋と油問屋を兼ねる伊勢屋の娘・しづ子と、同じく弟子の若侍・加藤千蔭、伊勢屋に出入りする陰陽師の末裔で総髪の占い師・葛木多陽人、それに小僧の助松を加えた四人
◎編集者コラム◎ 『もう時効だから、すべて話そうか 重大事件ここだけの話』一橋文哉
「チクショー」  午前七時、いつものように独房で目を覚まし、朝食を残さず平らげた約四十分後、刑務官から「出房だ」と促されると、運命を悟ったのか思わず男は叫び声をあげた――。  叫び声の主は、死刑が執り行われた2018年7月6日朝の、オウム真理教元代表・麻原彰晃(本名・松本智津夫)です。
◎編集者コラム◎ 『鍬ヶ崎心中 幕末宮古湾海戦異聞』平谷美樹
 NHK大河ドラマ「青天を衝け」。吉沢亮演じる渋沢栄一が、片田舎の農民からどのようにして「日本資本主義の父」という名をわがものとしたのかと毎週楽しく観ている。これから半年かけて1人の青年の青い空へと駆け上るような成功譚が、鮮やかに紡がれていくのだろう。
◎編集者コラム◎ 『私の夫は冷凍庫に眠っている』八月美咲
 小学館文庫「私の夫は冷凍庫に眠っている」の編集者コラムをお読みいただき、ありがとうございます! 本作の編集を担当させていただきました、A田と申します。先日放送が開始された本仮屋ユイカさん主演の実写ドラマ版も大好評の本作。
 映画「胸が鳴るのは君のせい」。原作は、累計発行部数250万部を突破している大人気少女コミックスです。コミックス原作の映画ノベライズを担当するたび、普段は読まない少女コミックスを読めることになるのです
◎編集者コラム◎ 『祝言島』真梨幸子
 真梨幸子さんと言えば、イヤミスの女王。イヤミスと言えば、後味が悪い、という「イヤ」の部分が強くイメージされてしまいがち。ですが、そんな方にこそお伝えしたい。本作、「イヤ」もさることながら、「ミス」の部分、すなわち「ミステリー」としての面白さが抜群なんです!
 どなたとは申しませんが、ある直木賞作家が、こうおっしゃいました。人生で大事なものは、健康、愛情、学問、それもこの順番で大事なのだと。読者諸兄姉もこの見解に否やはありますまい。さて、江戸時代の庶民はどう病を克服していたのか。また、患者を診る医者は、どんな心構えで医療を行っていたのか。
◎編集者コラム◎ 『刑事仙道 見取り捜査 京都御朱印巡り殺人事件』赤木京太郎
 ここ数年、文庫ビジネスの土台となっている、文庫書き下ろし警察小説は、超絶レッドオーシャンなジャンルに間違いありません。競合が激しいだけに、作風の細分化もさまざま。王道ストレートを地でいく小説もあれば、覇道変化球で押しまくる小説もあって、大袈裟ではなく、群雄割拠の様相を呈していると言っていいでしょう。
豊田章男が愛したテストドライバー
 トヨタで数多のクルマづくりに携わった〝伝説のテストドライバー〟成瀬弘さんが不慮の事故で亡くなった。享年67。成瀬さんは、豊田章男社長の「運転の師」と呼ばれていた──。ノンフィクション作家の稲泉連さんから、新聞で偶然目にしたという、そんな話を聞いたのは約10年前のこと。
◎編集者コラム◎ 『殺した夫が帰ってきました』桜井美奈
 編集者コラムをご覧いただきありがとうございます。小学館文庫2021年4月刊『殺した夫が帰ってきました』の編集を担当しましたA田と申します。季節は4月。少し前までの寒さが嘘のように、すっかり暖かくなってきました。