編集者コラム

◎編集者コラム◎ 『漫画ひりひり』風 カオル
 答えのない世界に生きる青年たちのたくましさに感動! 文芸編集の前、漫画の編集者をしていた。漫画のデジタル化も黎明期の時代、現在とは状況がかなり違っているかもしれない。それでも、漫画家になりたいとひたすら願っても、そう簡単になれる職業ではないということは、今も当時と変わらないと思う。
◎編集者コラム◎ 『アイスランド 絶景と幸福の国へ』椎名 誠
 椎名誠はこれまでにたくさんの国を旅して、その体験を書き記してきた〝旅する作家〟である。その椎名さんが最後の海外取材と位置づけたのが2014年のアイスランドの旅であり、その記録が本書である。この旅のテーマは「幸せ」。アイスランドは世界の中でも幸福度や女性の社会進出度のランキングにおいて上位常連国だ。
◎編集者コラム◎ 『犬から聞いた素敵な話~涙あふれる14の物語』山口 花
 まずは写真を見てください。右にいるチワワはゴン太、左にいるフレブルはドラミンと言います。我が家のペットたちです。しかし、ゴン太は3年前、13歳でこの世を去り、ドラミンは緑内障で光を失いました。それまで元気に駆け回っていたドラミンはすっかり静かになってしまい、外で遊び回ることもできません。ひたすら私の足を舐めては寝ていることが多くなりました。
◎編集者コラム◎ 『かすがい食堂 あしたの色』伽古屋圭市
 2021年3月5日、発売当日に著者の伽古屋圭市さんの「王様のブランチ」出演が決定。大きな話題となり、たくさんの方に手に取っていただいた『かすがい食堂』。その第2弾『かすがい食堂 あしたの色』が満を持して登場します!
◎編集者コラム◎ 『吉祥寺デイズ うまうま食べもの・うしうしゴシップ』山田詠美
《イメージはクッキングメモです。ちょっとの時間で読めて、ぱぱっと簡単に自分の中に取り込める感じ。それこそシチューの鍋をかき混ぜながら読めるようなものというか。そういう、女性週刊誌が担っている役割を意識しながら書いていました》
◎編集者コラム◎ 『私はいったい、何と闘っているのか』つぶやきシロー
 頭のなかでいろいろと考えすぎて空回りしてしまう。そんな状態に大なり小なり陥ったことは、誰にでも経験のあるはず。この小説『私はいったい、何と闘っているのか』の主人公・井澤春男、45歳もそんな妄想スペシャリストといってもよい人物だ。
◎編集者コラム◎ 『トヨトミの逆襲』梶山三郎
 本作品『トヨトミの逆襲』は、あまりに詳しすぎる内部情報、関係者しか知らないはずのエピソードが満載だったために、小説を偽装したノンフィクションではないかと噂され、発売と同時に書店から本が消えたという伝説の問題小説『トヨトミの野望』の第二弾です。
◎編集者コラム◎ 『らんたん』柚木麻子
 著者の柚木麻子さんから、母校・恵泉女学園を創立した河井道さん、そして彼女を支えた一色ゆりさんのシスターフッドを中心に物語を書いてみたい、という話を聞いたのは、五年近く前のことでした。女性同士のさまざまな関係性のお話を大きな柱の一つとして書き続けてきた柚木さんの手による、明治から昭和戦後期までを実際に生き抜いた女性たち
◎編集者コラム◎ 『クソみたいな理由で無人島に遭難したら人生が変わった件』すずの木くろ
 小学館文庫『クソみたいな理由で無人島に遭難したら人生が変わった件』の編集者コラムをご覧いただき、ありがとうございます。本作の編集業務を担当させていただきました、A田と申します。さてさて、皆さまもうお気づきのことと思いますが、『クソみたいな理由で無人島に遭難したら人生が変わった件』というタイトル。
◎編集者コラム◎ 『ホープ・ネバー・ダイ』アンドリュー・シェーファー 訳/加藤輝美
「な、何これ笑えるんですけど…」アメリカの小説『ホープ・ネバー・ダイ(原題「HOPE NEVER DIES」)』をエージェントから紹介されたのは、去年の11月、アメリカ大統領選でジョー・バイデンが当選した直後。紹介文にはこう書かれていました。
◎編集者コラム◎ 『孫むすめ捕物帳 かざり飴』伊藤尋也
 連ドラの撮影はすべて著者の沖田臥竜さんの地元・兵庫県尼崎市の周辺で行われた。小説の出版前に、連続ドラマ化が決定し、すでに撮影も終了するというイレギュラーな進行だった。小説の構想からたった1年で、地上波のドラマが放送されるなんて、前代未聞だ。そのスピード感を実現したのは、作品が持つ力と、沖田さんの情熱にほかならない。
◎編集者コラム◎ 『いちからはじめる』松浦弥太郎
 いちからはじめると 自信が湧いてくる 味方が集まってくる なりたい自分になれる 人気エッセイストで元暮しの手帖編集長の松浦弥太郎さんの新刊『いちからはじめる』で読者に伝えたいメッセージは、このオビの言葉が物語っている通りです。この言葉を読むと、何やら自分の心の中に、前向きな気持ちと希望が満ちてくる気がしませんか?
◎編集者コラム◎ 『ムショぼけ』沖田臥竜
 連ドラの撮影はすべて著者の沖田臥竜さんの地元・兵庫県尼崎市の周辺で行われた。小説の出版前に、連続ドラマ化が決定し、すでに撮影も終了するというイレギュラーな進行だった。小説の構想からたった1年で、地上波のドラマが放送されるなんて、前代未聞だ。そのスピード感を実現したのは、作品が持つ力と、沖田さんの情熱にほかならない。
◎編集者コラム◎ 『海をゆくイタリア』内田洋子
「今年もまた夏の旅が実現できなかったな……」とセンチメンタルな気分でこの原稿を書く8月末日。今夏もあっという間に過ぎゆこうとしています。疫禍がもたらしたものは数えきれませんが、閉塞感に満ちた生活もそのひとつ。「なんの気兼ねもなく旅に出る」ことが当たり前でない日常が来るとは、2年前の時分に誰が想像したでしょう。
◎編集者コラム◎ 『羊の頭』アンドレアス・フェーア 訳/酒寄進一
 うらすじ、ご存じですか。「本の雑誌」2020年2月号の特集〝「うらすじ」の謎と真実!〟から引用すると〈文庫の表四(裏表紙)に載っているあらすじ紹介のこと〉です。「タモリ倶楽部」でも「文庫の裏にあらすじあり!!ウラスジ大読書会」という回があったとか。
◎編集者コラム◎ 『テムズ川の娘』ダイアン・セッターフィールド 訳/高橋尚子
 コロナ禍以降、「鈍器本」という言葉をよく耳にしますよね。もはや凶器になるレベルの分厚くて重い本が、ビジネス本市場を中心に、巣ごもり需要で次々とベストセラーになっているとか。マジですか!? 日頃「分厚くて重い本」ばかり作っては「こういう本は読者が敬遠するのでは…」と周囲から気持ち眉をひそめられ(被害妄想?)
◎編集者コラム◎ 『書くインタビュー4』佐藤正午
 佐藤正午さんの『書くインタビュー4』が発売になりました。この一文、念のためひとつひとつ説明します。まず【佐藤正午さん】。念のためです、小説家の名前です。ただいま大ヒット公開中の映画『鳩の撃退法』の原作者で、2015年にはこの小説『鳩の撃退法』で山田風太郎賞を受賞、2017年には『月の満ち欠け』(岩波書店)で直木賞を受
◎編集者コラム◎ 『派遣社員あすみの家計簿2』青木祐子 イラスト/uki
 自称経営者の元彼、理空也に騙されて正社員として勤めていた優良企業を〝寿退社〟してしまったあすみ。シャンプー配りや工場の日雇い、キャベツともやし中心の必死の節約で食いつなぎ、銀行残高 428 円という人生の大ピンチからなんとか這い上がりました。そうしてやっとのことで派遣社員としての仕事を得たところまでが第1巻。