小学館文庫

あやかし夫との夫婦生活に変化が!?

 仕事帰りにふらりと立ち寄った不思議な結婚相談所。会社員の弥琴が相談員から紹介されたお見合い相手の青年・燐は、なんと、猫耳と二股の尻尾を持つ齢千年の猫又だった。 あやかしと結婚なんてできるわけがないと思ったものの、人生に行き詰まっていた弥琴は、燐があやかしの嫁を見つけるまでという約束で、燐の仮花嫁となる。だが、幽世へと続く門の管理番をつとめる燐の仕事を手伝ううちに、弥琴は燐を大切な存在と思うようになり――ついにふたりは、本当の夫婦として誓いを交わすことに。 あやかしたちが棲む黄泉路横丁での暮らしにもようやく慣れてきた頃。ある日、留守番をしていた弥琴の前に、幽世からやってきたらしい火柄という名のあやかしが現れる。弥琴が燐の妻だとは絶対に認めない、と激しく怒る火柄に、弥琴は連れ去られてしまい……!? ふたりの“これから"のために、ある再会を決意をする弥琴。あやかしと人の縁が重なる物語、第二弾。

マイペース探偵は、今日ものんびり謎解決!

  楓子さんのお屋敷は、都内一等地にありえない敷地面積を誇り、そこだけ「森」といってもいい佇まいだ。近所の小学生男子たちからは「あそこには魔女が住んでいる」と怖がられている……けれども、当のお屋敷の高齢お嬢様である楓子さんは、至って人畜無害の、背が高いことがちょっとコンプレックスだったりする、おっとりした普通の「おばさん」だったりする。ただし、職業だけはちょっと特殊で、実はその正体は……硬派な男性のふりをして執筆しているシリーズ小説が大ヒット街道驀進中の、SFバイオレンス・アクション・エログロ・超ハードボイルド作家なのだった。 さて、このようにややふうがわりな楓子さんに、このたび突然「恋人ができた疑惑」が浮上した。恋に溺れて執筆が滞ることをおそれた翔岳館の担当編集・吉井くんとその同僚の奈々子さんは、楓子さんの銀座デートを尾行して、相手を突き止めるミッションに取り組むが……? 令和の日本に生きながら、ココロはいつも(平成すらジャンプして)昭和とともにある――超天然マイペースでどうにも憎めないおばさん探偵、ミス・メープルこと楓子お嬢様の、ドキドキ事件簿第2弾!!

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かぎ縄おりん
著/金子成人発売日:2021-06-07

この親子愛は私の理想――瀧本美織(女優)

 日本橋堀留の「駕籠清」の娘おりんは、番頭の祖母・お粂に早く婿を取り商売を継ぐようせっつかれている。しかし目明かしに憧れるおりんにそのつもりはなく、いざこざには真っ先に駆けつける始末だ。ある日、「高砂屋」に元奉公人・平吉が人質をとって立て籠もった。目明かしの父・嘉平治や同心・磯部金三郎の目をかいくぐり、平吉が隠れる蔵に迫ったおりんは、隙をつき、得意のかぎ縄で罪人を捕らえたのだった。その活躍に磯部はおりんを目明かしに勧めようとするが、嘉平治は娘の勝手な行動に激怒し、許さない。思わずおりんは本心を白状する。二年半前、嘉平治は神田明神の祭礼で何者かに足を刺され、今も左足を引きずるようにしている。目明しの親分として活躍していた嘉平治が悔しさを噛みしめる姿を見たおりんは、自分も捕物に携わり、いつか父の敵を見つけると決意したのだ。娘の言葉を聞いた嘉平治は、翌朝、おりんを伴い磯部宅を訪れた。そして、まずは下っ引きとして務めさせ、目明かしにふさわしいか見極めたいと申し出る。おりんは父のあとを継いで、十手持ちになれるのか。時代劇の名手が贈る、痛快捕物帳、ここに開幕!

閉塞感に支配された今を照らす一筋の光

 両親にも祖母にも心を開かず、兄たちからはいじめられ、つねに劣等感や不安に苛まれていた津軽での幼・少年期を書き、文壇デビュー作となった「思い出」。実家を離れていた太宰の十年ぶりの帰郷で感じた故郷への、家族への思いを綴った「帰去来」。母危篤の報を受け、妻子を連れての帰郷を描いた「故郷」。太平洋戦争下の時局差し迫る中、出版社からの依頼で旅した津軽での3週間をまとめた「津軽」。そして、「富嶽百景」は、退廃的な生活を送っていた太宰が、富士山の麓の宿に滞在し、小説家として再生するまでの日々を描いた作品。激しい女性関係で有名な太宰の、ただ一人の「妻」となった石原美和子との結婚までの日々も赤裸々に綴られています。私小説と言われるこの5つの話で、太宰は、社会での生きにくさと自分の弱さをありのままに綴りながら、人間らしく生きるとは何かを模索し続けています。それは、思うようにならない「今」という社会を生きる私たちにとって一筋の希望の光になるのではないでしょうか。巻末には、スーパー中学生作家としてデビューし、活躍を続ける現役高校生作家鈴木るりか氏の特別寄稿を掲載。瑞々しい感性で読み解いた解説文も必読です。

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汚れなき子
著/ロミー・ハウスマン訳/長田紫乃発売日:2021-06-07

米アマゾン2760レビューの超ヒット作!

 真夜中、ひと組の母娘が救急車で病院に搬送された。母親は自動車事故に遭い、重傷を負っていた。母親といっしょにいた少女は幸い無傷だった。母親が救命処置を受けている間、少女は看護師に身元を聞かれるが、少女は母親の名前がレナであること以外は何も明かさない。看護師が電話番号をたずねると少女は言った。「うちには電話ないの」「じゃあ、住所だけでも? 住んでる通りの名前、わからない? 誰かを向かわせて、パパを連れてくることができるかも」そう看護師が言うと、少女はゆっくりと首を振って囁いた。「私たち、見つかっちゃいけないんだよ」その後、少女が語ったのは、事故の夜、少女の母親がうっかり父親を殺そうとしたこと。小さな弟がひとり今も〈小屋〉に取り残されていること。そして〈小屋〉での奇妙な暮らしぶりだった――。物語はこの少女の視点の他に、事故に遭った母親の視点と、もうひとり、行方不明の娘を探す父親の視点の三つで描かれていくのだが、やがて少女と母親の語りから、二人がともにどこか異様なことに読む者は気づき始める。この作品に捜査機関は登場するが、彼らはあくまでも脇役である。やがて結末近くになってようやく事件の全貌が見えるのだが‥‥。デビュー作にして見事なページターナー!2020年、ドイツ推理作家協会賞(正称:フリードリヒ・グラウザー賞)最終候補作!ドイツ・アマゾンのレビュー1690超、★平均4.5!米国アマゾンのレビュー2760超(2020年10月発売、半年累計)、★平均4.5!今後ドイツのスリラー界を担う最右翼新人作家の作品を、満を持して紹介する。

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囁き男
著/アレックス・ノース訳/菅原美保発売日:2021-06-07

父と息子の葛藤を描く、英国発傑作スリラー

 愛する妻を突然喪い、幼い息子ジェイクと二人、取り残されたトム。内向的で周囲に馴染めないジェイクの父親として、親子の関係をうまく築くことが出来ずに悩むトムは、心機一転、新たな町に引っ越し、生活をやり直そうと決意する。しかしそこには、20年前に起きた連続児童殺人事件の犯人で、現在は服役中の「囁き男」の影が色濃く残されていた。やがて、当時の事件を彷彿させる事件が起きる…。2020年イアン・フレミング・スチール・ダガー賞最終候補作、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の監督・ルッソ兄弟による映画化も進行中。父と息子の葛藤と宿命を繊細かつ濃厚に描く人間ドラマであり傑作スリラー、日本上陸。

巣ごもり夫婦にも最適な爆笑川柳700句!

 「潜伏期間30年」! 52歳でメジャーデビューを果たした人気漫談家・綾小路きみまろ。その大盛況ライブでおなじみの定番ネタから最新の流行語やトピックまでを五・七・五に詠み込んだ「きみまろ夫婦川柳」の文庫化第3弾が登場。新作スペシャルでは、ステイホームや巣ごもりの中で、夫婦で向き合う時間が増えている今こそ楽しめる爆笑川柳が満載。◎「今日も在宅(ウチ)?」 「明日もいるの?」 妻の圧◎我が家では もともとソーシャル・ ディスタンス◎「うっせぇわ」 言ってみたいよ カミさんに◎美人妻? マスクとったら ただの妻◎横にいる 夫はニオイで すぐわかるもちろん、ライブの定番ネタをもとにした爆笑川柳も多数収録されています。◎怒ってる? 怒ってないの? そんな顔?◎ヒタムキに 生きてた亭主も シタムキに◎結婚を 逃した娘は 父親似◎家にいて ホッとするのは トイレだけ◎担任と 思った相手は 同級生文庫版おまけ「芭蕉で爆笑!? 名句もじり川柳」も追加し、第1巻以降に掲載した700句以上を集大成した決定版!

旅先でl心に響いた言葉を綴った紀行文集

 「旅は読書と似ているところがあり、初めて読んだ時はその本に書かれてあることが明確に見えないが年を隔てて読み返すと、思わぬ発見があるものだ。人生の経験(失敗でもいいが)を積まないと見えないものは世の中にたくさんある。」(本文より) 世界そして日本国中を巡り続ける作家・伊集院静が旅先で出逢い、ふと心に響いた数々の言葉。南フランス・アルルでのゴッホ、伊勢での西行法師、仙台での井上ひさし氏、逗子なぎさホテルのI支配人、恩師・野口定男先生、人生の師・長友啓典氏たちが残した「ひと言」はある時、星のように輝き、人生に示唆を与えてくれる。「読んで旅する」珠宝の紀行文集「旅だから出逢えた言葉」シリーズ第2弾の待望の文庫化。解説はタレントで作家の加藤シゲアキ。

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安楽死を遂げるまで
著/宮下洋一発売日:2021-06-07

理想の逝き方を探し求めて

 世界の医療現場で、安楽死の導入の気運が高まっている。超高齢社会を迎えた日本でも、昨今、容認論が聞こえてくるようになった。しかし、実態が伝えられることは少ない。安らかに死ぬ――その柔らかな響きに、欧州在住の筆者は当初懐疑的だった。筆者は、スイスの安楽死団体でその「瞬間」に立ち会い、またはアメリカやオランダで医師や遺族と話を交わすなかで、死に対する考えを深めていく。文庫解説で武田砂鉄氏はこう書く。――読後、あなたは自らに問うはずだ。私はどう死にたいのか、と。第40回講談社ノンフィクション賞受賞作にて、日本で安楽死議論を巻き起こすきっかけとなった衝撃ルポルタージュ。

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鴨川食堂ごちそう
著/柏井 壽,柏井壽発売日:2021-06-07

ドラマ化もされた大人気シリーズ第8弾!

 京都にある、しもた屋。そこは「思い出の味」を求めて訪れる人々に料理を振る舞う食堂だった。料理人である鴨川流と娘のこいしが、思い悩む依頼人にそっと寄り添い、あたたかい料理で迎えます。第一話 鰻丼……息子に先立たれた父第二話 いなり寿司……待ち人は来ず第三話 ピザ……生涯貫いた嘘第四話 焼きうどん……山メシ、谷メシ第五話 タマゴサンド……まわり道して今がある第六話 豆腐飯……愛情に包まれた原点流とこいしによる、おいしさも温もりもいっぱい詰まった料理をたんと召し上がれ!

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まぎわのごはん
著/藤ノ木優発売日:2021-06-07

現役医師が描く圧巻のデビュー作!

  修業先の和食店を追い出された赤坂翔太は、あてもなく町をさまよい「まぎわ」という名の料理店にたどり着く。 店の主人が作る出汁のおいしさに感動した翔太は、店で働かせてほしいと頼み込む。念願かない働きはじめた翔太だが、なぜか店にやってくるのは糖尿病や腎炎など、様々な病気を抱える人ばかり。 それもそのはず、「まぎわ」はどんな病気にも対応し、患者に寄り添った食事を提供する、特別な食事処だったのだ。 塩一つまみ気軽には使えない店の正体に戸惑いを隠せない翔太。そんな中、翔太は末期がんをわずらう元モデル・如月咲良のための料理を作ってほしいと主人に依頼され――。 病と向き合う若き料理人の葛藤と成長を現役医師が描く、圧巻の感動作!

戊辰戦争に命をかけた名も無き武士の物語

 明治時代の幕開け、幕府の再興を信じて闘う名も無き多くの若者たちが血を流していた。舞台は盛岡藩宮古。鳥羽伏見に端を発し箱館戦争に至る旧幕府と新政府が死闘を繰り広げる戊辰戦争。宮古湾鍬ヶ崎には、幕府の復活を信じて忠誠を誓う男、青年・七戸和磨の姿があった。そんな男に思いを寄せる千代菊。時代が刻々と変化する中で、変わらぬ絆を求め、せめぎ合う女・千代菊と、どうせ時代が変わるならと命をも捨てる覚悟の男、和磨。新政府軍と旧幕府軍が相まみえた宮古湾海戦で待ち受ける二人の運命は・・・・・?震災から10年。宮古という町に、いにしえから脈々と歴史が紡がれていることを、世に知って欲しいという著者のメッセージが強く響く。

世界遺産から黙殺された島の「祈りの記録」

 250年以上も続いたキリスト教弾圧のなかで信仰を守り続けた「かくれキリシタン」たち。その歴史に光を当てようとしたのが、2018年に日本で22番目の世界遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」だ。ところが、PRのために長崎県が作ったパンフレットからは、「最後のかくれキリシタンが暮らす島」の存在がこっそり消されていた。その島の名は「生月島(いきつきしま)」。今も島に残る信仰の姿は、独特だ。音だけを頼りに伝承されてきた「オラショ」という祈り、西洋画と全く違う筆致の「ちょんまげ姿のヨハネ」の聖画……取材を進める中で、著者はこの信仰がカトリックの主流派からタブー視されてきたことを知る。一体、なぜ――。第24回小学館ノンフィクション大賞受賞作。文庫版解説・島田裕巳氏(宗教学者)

恋の道行き暗転!?陰陽師の末裔、秘伝の技

 賀茂真淵の弟子で薬種問屋と油問屋を兼ねる伊勢屋の娘・しづ子の歌の名所めぐりは、葛飾の真間への旅で火が付いた。安藤広重の浮世絵でも名高い手児奈の継橋を目の当たりにしたしづ子の、万葉集への思いは深まるばかり。次なる旅は万葉集ゆかりの地、上野国伊香保に決まる。一行はしづ子と母親の八重、伊勢屋手代の庄助に小僧の助松、それに女中のおせいの総勢五人。もちろん、護衛役は伊勢屋出入りの陰陽師の末裔、総髪の占い師・葛木多陽人だ。道中大過なく、伊香保温泉に到着した一行だったが、当の多陽人が五日間、別行動を願い出た。どうやら、途中でなにか気になったものがあるらしい。しかし約束の日時が過ぎても、いっこうに戻ってくる気配がない。八重の命で捜索に向かった庄助と助松の胸に、国境の藤木ノ渡しの流れで目にした人形祓いが重くのしかかる。この烏川の上流になにかあるにちがいない。勇を鼓して川を遡り始めた二人が霧の中に見たものは――。千年を超えて連綿とつづく和歌の魅力をわかりやすく伝えながら、歌の言の葉で心を通わす大店の娘しづ子と不思議な術を使う総髪の占い師・多陽人のほのかな恋のゆくえを描く。「万葉集歌解き譚」シリーズ第3弾。

拝金老中、歯ぎしり! 心を商う侍が戦う!

 老中格の田沼意次は、駿州田中藩の改易を企んでいた。田中藩が借金している酒問屋麒麟屋を倒産に追い込み、藩と店を共倒れにしようとしているのだ。片や、次代藩主の本多正供は、算盤に長けた勘定方の鈴木颯馬を麒麟屋に送り込む。麒麟屋の大番頭へと身を変えた颯馬は、田沼の罠を次々と打ち破るが、ついに破綻の危機が訪れてしまう。麒麟屋は一年の商いの大半を春の新酒の買い付けで賄っているのだが、田沼の陰謀のため、今年は仕入れられなかったのだ。みな諦める中、颯馬はある秘策を思いつく。そのためにはまず、銘酒にも引けを取らぬ「藤酔」を仕入れなければならない。急ぎ駿河国藤枝の蔵元へと旅立つ颯馬と麒麟屋のひとり娘・紬。道中、刺客に襲われながらも、ふたりは沼津まで辿り着く。が、目の前には橋から身投げしようとする男が。引き止めてみれば、取引先から預かった五十両を掏られてしまったという。死んで詫びようとする男に、颯馬は金より命が大切と、持参した手付け金すべてを渡してしまうのだった。ようやく無事に「藤酔」の蔵元に着きはしたものの、手ぶらの颯馬は一体どうするのか?そして、一発大逆転の秘策とは?

鬼上司に異変!もう元の二人に戻れない!?

  陰陽師を生業とする一族に生まれ、昼間は会社員をしながら、浅草の平和のために怪異を祓いつづけている永野遥香。京都からやってきたイケメン上司・長谷川係長の正体が、陰陽師の敵である大鬼だと知り最初は警戒するものの、お互いのために協力しあうことに。やがて遥香は、禁断の関係を超えて長谷川係長に恋心を抱きはじめる。 一緒に過ごす日々に幸せを感じていた遥香だが、新入社員・桃谷が現れたことをきっかけに、前世の記憶を甦らせる。なんと、遥香と長谷川係長は、千年前――平安時代に出会い、そして悲劇的な結末を迎えた姫君と鬼の生まれ変わりだった!? ある日、見回りのために長谷川係長と骨董市に向かった遥香。会場で見つけた謎の水晶短剣に興味を引かれるが、その短剣が原因で長谷川係長に異変が起こる。遥香と親しくしていた記憶だけが,すっかり消えてしまったのだ。もう、もとの二人には戻れない? 悲しみの中、遥香が選んだ道は……。 浅草を舞台に、兼業陰陽師と鬼(←ホンモノ)上司が繰り広げる危険なラブコメディ、第四弾登場!

オトナになった姫と子供たちの新章スタート

  毒蟲と蠱毒をこよなく愛する変わり者の「蟲愛づる姫君」こと玲琳。彼女と魁の国王・鍠牙が結婚しておよそ八年の月日が流れた。ふたりの間に生まれた双子の王子と王女の五歳の誕生祝いの宴席に、玲琳の姉である斎帝国の女帝から様々な贈り物が贈られ、中には人の未来を予言できる占い師の紅玉という女性もいた。 紅玉は様々なことを言い当て、すっかり双子のお気に入りに。しかしその直後、魁の都では謎の獣に人を喰う怪事件が頻発し、玲琳は事件解決に乗りだすのだった。調べてみれば被害者は全員犯罪者で、玲琳は何者かが明確な意図をもって特定の人物を殺害しているのではないかと疑う。一方、占い師の紅玉は、次の被害者が玲琳の双子たちだと予言し、王子王女を救いたければ自分の言うとおりにせよと王宮の人々を脅すのだった。 子供たちを溺愛する鍠牙は、敵を捕らえるために後宮に兵士を配して警戒する。しかし玲琳はといえば、我が子なら災厄程度は自力で退けられるはずだと、子供たちに護身術を教えるマイペースぶりで……。 世にも奇妙な夫婦の物語が、個性最強な家族の物語にパワーアップ! 極上中華風ファンタジー、新章突入!

話題の映画「胸きみ」完全ノベライズ!

 明るくてしっかり者の篠原つかさは、マイペースで何を考えているか掴めないイケメン転校生・有馬隼人が時折つかさだけに見せる優しさに心惹かれていた。いつしか親友のように仲良くなった隼人に、つかさは意を決して想いを伝えるが、見事にフラれてしまう。つかさは告白してしまったことを後悔するが、その後も変わらず優しく接してくれる有馬を嫌いになることができず、「フラれてもがんばるからっ!」と決意を伝える。ある日、同級生の男子がつかさに「俺のいとこ、前の学校で有馬くんの彼女でさ」と耳打ちをする。不安を抱くつかさの前に、なんとその元カノが現れて――。累計発行部数250万部突破の大ヒット少女漫画が実写映画化(2021年6月4日公開)!主人公・有馬を浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)、ヒロインのつかさを若手女優・白石聖が演じる。共感必至の青春恋愛ストーリー、完全ノベライズ!

祝言島
著/真梨幸子発売日:2021-05-07

「消された島」をめぐる超弩級イヤミス!

 2006年、新宿と赤坂で起きた「十二月一日連続殺人事件」。死亡した演劇界のカリスマ・一ノ瀬マサカズ、元ポルノ女優の七鬼百合、女優の国崎珠里の共通の知人・七鬼紅玉は、警察の取り調べ中に姿を消し、以来事件は未解決のままだ。じつは、彼らに共通するものがもう一つあった。それが「祝言島」である。2017年、九重皐月は大学の授業で「祝言島」のドキュメンタリー映画に出会う。実在とも都市伝説とも言われる祝言島の様子を収めたフィルムには、陰惨な殺人シーンも収録され、スナッフ映画として上映されたらしい。母のすすめで映像制作会社でアルバイトを始めた皐月は、「祝言島」に関わる人々の再現ドラマを手にすることに。どこまでが真実で、どこからが虚構なのか。忌まわしく不穏な日々がそこには収められていた。「祝言島」開拓に端を発する、女たち3代にわたる数奇な事件。「十二月一日連続殺人事件」の犯人と、その驚くべき動機とは。さらに、殺された人々の本当の共通項とは……。「イヤミスの女王」が贈る、二度読み、三度読み必至の超絶技巧。張り巡らされた伏線に最後まで目が離せない。発売当初、驚嘆と絶賛の嵐が起きた本作、待望の文庫化!

この手で殺したはずなのに……

 結婚以来、夫である亮の暴力に耐え続けてきた夏奈は、ある夏の日、ついに亮を殺してしまう。死体の隠し場所に困った夏奈は、亮の死体を物置の冷凍庫に隠す。しかし翌朝、何事もなかったように帰宅したのは――殺したはずの亮だった。しかも暴力的だった亮は、人が変わったように優しくなっていた。いったい何が起こっているのか。笑顔を向ける亮に恐怖する夏奈。やがて、夏奈の心の中に「もう一度、殺るしかない」という想いがよぎり……。人気小説サイト「エブリスタ」発。男と女の愛と憎しみを描く、衝撃のラブ・サスペンス!

小学館文庫シリーズ