著者インタビュー

星野智幸さん『だまされ屋さん』
 今の日本社会の問題点を、小説のなかで炙り出す星野智幸さん。新作『だまされ屋さん』で扱ったテーマは家族。しかし母親と子供は断絶中、さらに謎めいた闖入者も登場。本音が炸裂する彼らの姿から浮かび上がるもの
著者の窓 第2回 ◈ 三浦しをん 『マナーはいらない 小説の書きかた講座』
『まほろ駅前多田便利軒』『舟を編む』などの人気作品で知られる三浦しをんさんが、初の小説の書き方エッセイ『マナーはいらない 小説の書きかた講座』を刊行しました。小説を書くうえで大切なテクニックや心構えに
貴志祐介さん『我々は、みな孤独である』
『黒い家』『悪の教典』などで知られる貴志祐介が、実に七年ぶりとなる長編『我々は、みな孤独である』を刊行した。  主人公たる私立探偵にもたらされた「前世の殺人」を巡る依頼は、やがて人々が「前世」なる概念
伊与原 新さん
 2010年に『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞して作家デビュー、昨年はノンミステリの短篇集『月まで三キロ』で新田次郎文学賞を受賞した伊与原新さん。新作『八月の銀の雪』は、その流
著者の窓 第1回 ◈ 梨木香歩 『炉辺の風おと』
『西の魔女が死んだ』『家守綺譚』などの幻想的な小説や、『春になったら莓を摘みに』『水辺にて』などの自然をテーマにしたエッセイで多くの愛読者をもつ梨木香歩さん。最新作『炉辺の風おと』は、数年前からの八ヶ
凪良ゆうさん
 ボーイズラブの分野で確かなキャリアを築き、一般文芸で刊行した初めての単行本『流浪の月』で、凪良ゆうは二〇二〇年本屋大賞受賞の戴冠を得た。 待望の受賞後第一作『滅びの前のシャングリラ』は、地球滅亡が一
《新刊特別インタビュー》浅田次郎『見果てぬ花』
これまで一年の三分の一は旅の途上にあった作家がコロナ禍のいま考える「旅」の形。そして、作家と旅の関係とは── ――現在、コロナ禍が続く中、どのように過ごされていますか。  私は多趣味に思われているよう
『ザ・プラスワン マリハラがつらくて、彼を自作してみた。』刊行記念!著者特別インタビュー
 小学館翻訳文庫の新刊『ザ・プラスワン マリハラがつらくて、彼を自作してみた。』(以下、『ザ・プラスワン』)はアメリカで脚本家として数々の作品を手がけたサラ・アーチャーの小説家デビュー作。シリコンバレ
村山由佳さん『風よ あらしよ』
 村山由佳さんの新作長篇『風よ あらしよ』は、著者にとって初の評伝小説だ。描かれるのは明治から大正にかけて短い生涯を駆け抜けた伊藤野枝の生涯。「青鞜」の編集に携わった婦人解放運動家であり無政府主義者で
 日本の昔話を基にしたミステリー短編集『むかしむかしあるところに、死体がありました。』は各種ミステリーランキングで軒並みベスト10入りし本屋大賞にも初ノミネートされた。その記念碑的シリーズの第二弾とも
『ムシカ 鎮虫譜』
 次世代を担うミステリー作家として注目される井上真偽が発表した新作『ムシカ』は意外極まりない内容だった。瀬戸内海に浮かぶ小島を舞台に、襲来する虫の大群に音楽演奏で対抗する人間の闘いを描いた異色のパニッ
伊多波碧さん
 37歳、契約社員、一人娘はまだ小学生。将来に不安だらけのシングルマザーが、文楽という古典芸能を通じて自身の生き方を見直していく『父のおともで文楽へ』。文楽の魅力と女性の生き方を絡めた同作の執筆背景に
池上永一さん
『バガパージマヌパナス』で第六回(一九九四年度)日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビューして以来、池上永一は自身のルーツである沖縄が舞台の小説を書き継いできた。 三年ぶりとなる新刊『海神の島』は、極
山本文緒
 山本文緒さんの七年ぶりの新作長篇がいよいよ刊行になる。『自転しながら公転する』は、茨城県の牛久を舞台に、一人の女性が恋に、仕事に、家族との関係に悩みもがく姿が描かれる。出発点は〝少女漫画〟だったとい
Fuzaisha
 10年以上前に発表された『誤算』が文庫で異例のベストセラーとなり、一躍注目された松下麻理緒さん。おふたりは、Kさん・Tさんの共作ペンネーム。大きな期待のかかるコンビのミステリ作家が、書き下ろし新作
松居大悟さん『またね家族』
 きっかけは、昨年執り行われた父の七回忌だった。かつて余命宣告を受けた父、自分と同じくものづくりをしている母、父の会社を継いだ二歳年上の兄──実人生の中で四人家族のありようを振り返ったことが、心を小説
宮内悠介さん『黄色い夜』
 アフリカのエチオピアに隣接する架空のE国。そこは資源が乏しく、産業はカジノに頼り、砂漠には螺旋状の巨大なカジノ・タワーが建っている。ここにやってきた日本人青年の龍一、通称ルイは、ある目的を持って数々
川瀬七緒さん『賞金稼ぎスリーサム! 二重拘束のアリア』
きらら……前作『賞金稼ぎスリーサム!』から1年足らずでの、スピーディな続刊となります。すでに構想はお持ちだったのですか? 川瀬……特に構想はしていませんでしたが、早いうちに、続きを書きたい気持ちはあり