連載小説

森岡督行「銀座で一番小さな書店」
〈承前〉 リスト化したソール・ライターの日本関係蔵書を確認し、あとは東京に向…
リッダ! 1972 第2回
重信房子がはじめて奥平剛士に会ったのは、一九七〇年の夏の盛りのであった。ある…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載最終回
終章──余震 都築が車寄せにバンを停めた。大型のバンはレンタカーだ。都築は予…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第238回
「どういう意図でしょうか」裁判所を出ると志鶴は田口に疑問をぶつけた。「考えら…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第237回
 三人の検察官の顔色が変わった。だが驚いたのは志鶴も同じだった。田口もだろう…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第236回
 休憩後、公判が再開された。「被害者参加人による意見陳述を行う」能城が告げた…
人気SM作家・美咲凌介による、書き下ろし掌編小説・第54回目は「パソコン騒動…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第235回
 志鶴は息を吸った。「──お約束どおり、今度は法律の話をします。冒頭陳述でも…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第234回
 綿貫絵里香さんの事件で検察官が示した証拠①増山さんの自白及び供述調書②17…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第233回
 先ほどのショックはまだ尾を引いている。ポケットの中のシリコンバンドを握った…
 傍聴席がどよめき、記者たちが何人も法廷を飛び出していった。増山が呆然と目と…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第231回
17 六月三日。増山の第八回公判期日。能城が開廷を告げた。傍聴席には今日も文…
人気SM作家・美咲凌介による、書き下ろし掌編小説・第53回目は「肋骨の話」。…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第230回
 休憩を挟んで、裁判員からの質問を能城が代わって訊ねた。質問者として注目され…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第229回
「その日の夕方、足立南署に当番弁護士が接見に来た。そうですね?」「──はい」…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第228回
 休憩後、ふたたび開廷した。反対質問に立ったのは青葉だった。増山に向かって微…
人気SM作家・美咲凌介による、書き下ろし掌編小説・第52回目は「奇妙なしぐさ…
◇長編小説◇里見 蘭「漂白」連載第227回
「では次に、逮捕の直後に行われた取調べについてお訊ねします。増山さんはここで…