海をゆくイタリア

◎編集者コラム◎ 『海をゆくイタリア』内田洋子
「今年もまた夏の旅が実現できなかったな……」とセンチメンタルな気分でこの原稿を書く8月末日。今夏もあっという間に過ぎゆこうとしています。疫禍がもたらしたものは数えきれませんが、閉塞感に満ちた生活もそのひとつ。「なんの気兼ねもなく旅に出る」ことが当たり前でない日常が来るとは、2年前の時分に誰が想像したでしょう。