日高トモキチ

今月のイチオシ本【デビュー小説】
 7篇の短篇を収めたこの独特すぎる作品集の魅力を、いったいどう伝えればいいのか。幻想小説でもファンタジーでもSFでもコメディでもない。ルイス・キャロルとジュール・ヴェルヌと宮沢賢治と江戸川乱歩を混ぜ合わせて攪拌し、どうでもいい蘊蓄や雑学をぼかすか放り込み、自由闊達・融通無碍な文体でユーモアたっぷりに再構成した感じ?