HKT48田島芽瑠の「読メル幸せ」第15回
第15回
7月になりました?
暑い暑い日々が続いていますが、お元気ですか?
皆さんはもう冷房デビューはしましたか?
私はまだしてません!
外は暑いのに、お店に入ると寒さを感じるほど冷房が効いていますよね。
私はその温度差が苦手なんです?
だから、クーラーつけるより扇風機派です?♀
最近、今更だけどこれって?みたいな疑問を感じることがあってネットで色々検索していたのですが…。
日本語って難しいですよね。
例えばですが、ドラマを観る又は見る 写真に写る又は映る みたいに同じ読みでも使う漢字によって意味が変わってしまうのか?はたまた意味は変わらないけどこっちのシチュエーションの場合はこちらの漢字が正しいみたいな。
どっちが正しいのか?と疑問に思ったのです。
「みる」って文字をスマホで打つと、見る、観る、視る、診る、看るとこれだけの漢字が出てきます。
意味が似たようなのもあれば、使い方によってはおかしくなるものもあって漢字は奥が深いなと思ったのです。
普段当たり前に使ってる言葉も実は意味が違っていたり、場合によっては使い方が間違っているものもあるのかなと思うと言葉をちゃんと知る事は大事だなと思いました。
しっかりと正しい言葉を使える大人になりたいものです。
さて、今回ご紹介する本はこちら!
中澤日菜子さん作の 『お願いおむらいす』です。
〈ぐるフェス〉を軸に登場人物達の視点が変わり、様々な人生の物語を覗くことできる連作短編集です。
この本を読んだ時にはじめに感じたのが人間らしさでした。
どの登場人物達も生きてるって感じがするんですよ!
息づかいすらも聞こえるんじゃないかってくらい、鮮明に情景が浮かんできて登場人物達の声が聞こえるんです。描写が上手。
人生において嬉しい事より、葛藤や悩み事の方が多いのじゃないかと私は思うことがあります。
悔しかったり、どうしたらいいんだって答えを見つけるために日々悶々と悩みながら過ごす。
そんな毎日の中で、つい忘れかけてしまう大切な事に、物語を読み進めながら私も登場人物達と同じように教えられてる気がしました。
誰にでも支えてくれる人や、見てくれる人はいて、だけど苦しい時はひとりぼっちのような気がしてしまう。
そんな時は大事な事を見失いがちで、普段なら気付ける事も気付きにくくしてしまう。
登場人物達は皆、自分らしさを探しながら懸命にがむしゃらに生きていました。
誰もが自分の居場所を見つけ確立するために必死で、誰かに必要とされたくて、認められたくて……。そんな想いがひしひしと伝わり、私も同じだなと思いました。
私だってみんなに好かれたいし、みんなに認めて欲しいし、評価が欲しくてたまりません。人間だもの。
でも、数字ばかり気にしても進めないし、評価は求めるものじゃなく与えられるものだから。そう思うと気にしすぎてるのもなんだかバカバカしくなって、私は私でいっかと気が抜けていく感じがします。
そしたらきっと、誰かが見ていてくれるはず。
そんな気持ちにしてくれました。
悩んでる時こそ、美味しいものを食べよう!
腹が減っては戦はできぬっていうもんね。
もしかしたら私も、この本の登場人物なのかもしれないな。
〈ぐるフェス〉か~。なんだかワクワクしますね。
今度福岡で開催されたら行ってみようかな。
人生の応援歌のような物語。
ぜひ皆さん読んでみてください!
それでは、良い本の旅を。田島芽瑠でした。
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