HKT48田島芽瑠の「読メル幸せ」第21回
第21回
新年あけましておめでとうございます?
1月になりました!!!
ということは…私、田島芽瑠の誕生日です!
1月7日に20歳を迎えました㊗️成人✨
12歳でHKT48に加入して、まさか自分が20歳になるなんて思ってもなかったので自分でも信じられないです。
応援してくださってるファンの方もしみじみしてますね?感慨深いものです…。節目の年、自分の人生で記憶に残るような一年にしたいです!
さてさて、2020年最初に紹介する本は…
彩瀬まるさんの『朝が来るまでそばにいる』です。
夢の中にいるような不思議な感覚になる本でした。
静かに落ちていく中で、走馬灯のような、沢山の扉が開いて色んな人の人生や感情が流れ込んでくる感じ。
この世界観、好きだ!と確信しました。
まず初めのお話、「君の心臓をいだくまで」でグイッと世界観に惹きこまれました。それからはもうあっという間でした。生きている者だったり、死者だったり色んな視点で生と死をリアルに感じるからこそ、不気味で生々しい。けれど伝わる、「生きること」へのメッセージ。
本を読んでるというよりも、目の前で光景を見てるような感覚。釘付けになりました。本当にスゥーっと世界観に入り込めて気持ちが良かった。
色んな角度から読んでみたい。絶対に年代によって感じ方が違う!
どの作品も共通して、だんだんとテンポが上がってきて心をグワーッとかき乱される感じが気持ち悪くて、でも好きな感触で、なんだかはじめての感情になりました。最後のお話の「かいぶつの名前」や「ゆびのいと」は特に、心が沸騰する感じがしました。なんとも気味悪く、それなのに後味は悪くないのが不思議なんですよね。そして、どこか心が救われる優しくて温かい物語達。
彩瀬まるさんは初読み作家さんだったのですが、透明な水のボールの中に閉じ込められて、そっと色んな色の水を垂らして目の前の世界を変えられるような感覚だったんですよね。そしてまた透明に戻る。伝わるかな? 水みたいな美しさと不気味さが共存して生まれた世界なんです。この世界をもっと知りたい、かき乱されたい。読了後はとても寂しくなったので、他の作品も読んでみたいと思います! あー。うずうずする。
皆さん是非、彩瀬まるさんの『朝が来るまでそばにいる』読んでみてください。
きっと気づいたら彩瀬まるさんの世界観にどっぷり浸っていると思います。
それでは良い本の旅を。
2020年も「読メル幸せ」よろしくお願いします?♀
(次回は2月中旬に更新予定です)
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