HKT48田島芽瑠の「読メル幸せ」第33回
第33回
新年明けましておめでとうございます?
1月になりました!2021年も「読メル幸せ」の応援をよろしくお願いします?
今私はガキ使を見ながら読メル幸せを書いています!家族でリビングでダラダラしながらガキ使を見ていると凄く年末感がありますね。皆さんはどんな年越しを過ごしましたか?
2020年はなかなか思うようにいかないことも多くもどかしさを感じた方が多いと思います。今年もどうなるかはまだまだわかりませんが…。皆さんが安全で健やかに過ごせますよう祈っています。
昨年末には、毎年恒例の断捨離をしました!
洋服も何袋分も整理しました? ?
欲しいって言ってくれた後輩メンバーにおさがりしました? もらってくれる人がいるのは嬉しいです笑
本棚も整理したのですが、毎度の事ながら進まない進まない。「うわこれ懐かしい」「あーこれ面白かったやつ」と1冊1冊丁寧に見てしまうから大変です? 1番時間がかかりました笑
高校生の頃に赤川次郎先生の作品にめちゃくちゃハマったので本棚に沢山あって、整理してた時に見つけて懐かしいな~と思ったので、今回は本棚から見つけた赤川次郎先生の作品達の中から3冊ご紹介したいと思います!
『卒業式は真夜中に』
主人公の映美は卒業式の後大好きな先輩の教室にいた。誰もいない教室で大好きな先輩の机をそっと撫でてみた時、突然教室で携帯が鳴った。いつもならそんな事しないのに…その時の映美は何故かそのケータイを勝手に開いてしまう。そのメールに書いてあったのは…。
始まりが学校なので、学園ものミステリーかと思って蓋を開けてみれば全然違くて驚き。予想の出来ない展開にハラハラドキドキさせられます。ジェットコースターみたいな感じで展開が早いのに読みやすいのは赤川先生の作品だからだと思います。
1人の少女が色んな波に揉まれ成長していく。女性の強さを感じる1冊です。本当にたくましい。その半面男性陣の情けなさも感じますが? 1回ハマったら一気読みしちゃう。進み出したら止まらない作品です!
『ふたり』
最初の30ページで「え…こんな展開になるの?」と胸がギュッとなりました。あらすじも見ずに最初のページだけ読んで買った私は姉妹のほのぼのを想像していたので想像と違って思わず一呼吸してしまいましたね。
なので皆さんにもあえてあらすじは伝えず…まっさらな気持ちで「ふたり」というタイトルだけを胸にページを開いて欲しい。真っ直ぐ向き合い成長していく彼女達を見守りながら赤川先生特有の世界にどっぷり浸かれます。
シンプルな気持ちでスーッと入り込んで読める作品です!
『死者は空中を歩く』
これって、1979年に出版された作品なの!?!?!?
そんなに前の作品だと知らずに読んでいて、最後のページで「本書は1980年10月に刊行」と書かれていて二度見しました。
こちらはミステリーものなのですが『卒業式は真夜中に』がだんだん加速していくジェットコースターならば、これは最初から汗臭さを感じる刑事ドラマみたいな感じです。同じ作者なのに作風が全く違うからすごい。だからこそ赤川次郎先生の作品は飽きが来ない。ハマったらどんどん新しい作品を求めちゃうんですよね。
4人の犯罪者が集められた。集めたのは塔に住む大富豪の男千住。千住が犯罪者達に求めた条件はたった1つ…「私を殺していただきたいのです」
登場人物達が面白すぎる!個性的な登場人物に楽しませてもらいながらも「誰が誰を殺したのか?」不可解な事件に自分も巻き込まれていく気持ちになりました。1つの出来事をきっかけに次々と新しい事件が起こる。連鎖反応型作品です!千住の娘の成長を感じ、やはり赤川次郎さんの作品は女性が成長する事が多いと感じました。最後にはスッキリ謎解きできるので楽しくミステリーを読みたい方におすすめです!
赤川先生の作品はとても読みやすくて世界観に入り込みやすいので、本を普段読まない方にも是非読んでいただきたいです!
新年という事で3冊紹介させていただきました️?
改めまして今年もよろしくお願いします!
良い本の旅を、田島芽瑠でした。
(次回は来年2月中旬に更新予定です)
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