原田マハ

◉話題作、読んで観る?◉ 第40回「キネマの神様」
 原田マハの同名小説を、「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督が映画化。ギャンブル依存症の父親に振り回される家族という設定は同じだが、熱狂的な映画マニアの父親から、かつては映画監督を志していたものの挫折した男へと、大きく脚色されている。競馬、麻雀好きなゴウ(沢田研二)は借金を重ね、妻の淑子(宮本信子)は困り果てていた。
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時代も人種も国も関係なく美を共有できるのが、アートというメディアの素晴らしさ  生没年不詳。経歴も人物像も、全てが謎に包まれた俵屋宗達に関し、京都国立博物館研究員〈望月彩〉が、こう呟く場面がある。〈確
原田マハさん近影
パリを舞台に、乙女な美・男子とカリスマ小説家の交流を描いたアート × ラブコメディー『ロマンシエ』を刊行したばかりの原田マハさん。原田さんの作品を愛読している新栄堂書店サンシャインアルパ店の新井理恵さんと、有隣堂伊勢佐木町本店の佐伯敦子さんが、本邦初となる展覧会と連動した本書の執筆秘話を訊きました。
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 九年ほど前、あるインタビューでお会いした原田マハさんが「いつかロマンシエというタイトルの小説を書きたい」と話されました。決まっていたのはタイトルと、かわいいものが大好きで同性が恋愛対象の男の子が主人公、ということだけ。それまでに発表されていた原田さんの作品を愛読し、原田さんが紡ぐ言葉の温かさに励まされ、力をもらってい