古谷田奈月

syeiku
 運転中、セブン-イレブンの看板が目に入ると、父は必ず「メロンシェイク飲むか?」と言った。私と兄が子どもの頃、セブン-イレブンがカウンターでシェイクを売っていた頃のことで、飲む、と私たちも必ずそう答え
古谷田奈月
     三月。十五歳になった小春は、〈若い人間として生きられる、これが最後の一年だ〉と憂える少女。色で占いをする〈色見〉の祖母の影響で、自分も絵の具を使って色を生み出しては小瓶に