大澤真幸
本を書くことは、自分自身への問いでもある
僕は社会学の本や論文を書いていますが、それはじつは、自分自身への問いでもあります。生きる意味はなにかを、自分自身に問いかけているのです。
そう
他人は誰も自分を理解してくれないと高校で不登校に
僕は長野県松本の出身で、国立の信州大学教育学部附属松本小学校、中学校で一貫教育を受けました。高校はなかったので、地元の進学校へと進んだのです。
で
大人の入口に立った、中学時代の読書体験
誰でも、"このとき自分は大人の入口に立った"というようなターニング・ポイントがあるのではないでしょうか。
それまでは子供だったけれど、今後は自分に対して責任
幼いときから本はごく身近な存在だった
現在の僕の仕事は、本を読み、執筆することがすべてと、そういっても過言ではありません。
僕にとって本は、幼いときからとても近しい関係にありました。いつもなにかし