小川洋子

ogawasan
 一行一行を慈しみたくなる。小川洋子さんはそんな小説を書く。新作短篇集『口笛の上手な白雪姫』もまた、そんな文章が詰まっている。おさめられているのは二〇一五年から一七年の間に発表された八篇だ。 「このひ