HKT48田島芽瑠の「読メル幸せ」第46回
第46回
2月になりました
私事ですが、1月15日にHKT48の卒業を発表させていただきました。
何度も何度もメンバーを見送り、その度に卒業していく仲間の背中を見続けてきました。そんな私にもついにこの日が来るとは…と感慨深いものがあります。
女優さんになりたいという夢に向かって、卒業後も芸能界に残り戦っていきます? アイドルは卒業しますが、変わらず応援していただけると嬉しいです。同級生も大学を卒業し、4月から社会人です。同じタイミングで私も卒業して上京するので、学校を卒業するみたいな感覚です。私の青春はHKT48です。キラキラしてて眩しくて泥臭くて無我夢中でした。10年間の感謝を込めてアイドルラストラン駆け抜けます?
卒業公演は3月14日を予定しています。活動最終日は4月3日です。約1ヶ月後には卒業公演をしていると思うと不思議な気持ちです。無事に卒業できますように…。
さて、本の紹介の前にちょっと聞いてほしい話があります。というのも先日、小説丸用の本を探しに書店に出向き、表紙のキラキラに惹かれてある本を買ったんです。いつものように最初の数ページ読んで、これは面白いと思い購入しました。帰宅し早速読み始めたのですが10ページすぎた頃「おやおや?」と思いました。慌てて「田島芽瑠 わたしの美しい庭」と検索すると見事に第29回の読メル幸せがヒットしました。
同じ作品を2度購入にしてしまうのは初めての経験で驚きました。私が今回購入したのは文庫本で、単行本とまた違った表紙にあの頃と同じように惹かれてしまったのです? 皆さんはこんな経験はありますか?
重めの作品が続いていたので今回は一息つける作品を紹介します!
読メル幸せ初のエッセイ本になります。
益田ミリさんの『最初の、ひとくち』です。
この作品は懐かしいお菓子から大人になってから出合ったお菓子まで。食べ物と一緒に思い出を添えて、何だか懐かしい気持ちになれる一冊です。
益田ミリさんのエッセイ本は他にも『今日も怒ってしまいました』『青春ふたり乗り』も持っていて、どの作品も共通して日常の一コマ〝ふと〟思い出したり感じたことを一定のリズムで描かれていて余計な事を考えないで、いい意味でぼーっと読むことができるんです。
エッセイ本の他にも4コマ漫画もあって『すーちゃん』『すーちゃんの恋』『結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日』『どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心』『ふつうな私のゆるゆる作家生活』『OLはえらい』『週末、森で』と益田ミリさんの作品は合計10冊持っています。
居心地の良さがとても好きなんです。語りが心地よい。干渉してくるわけでも、押し付けてくるわけでもない。独り言を聞いてるような、時々友達と話しているような。共感できたり、面白いなと思ったり。こたつの中でお茶を啜ってるぐらいののんびり感。距離感が良くて、気分がスーってなる感じ。
とても楽しい本です。理由もないのにどうしようもなくイライラしちゃう日とか、何も考えたくない日とか、ワクワクする事があった日とか、浸りたい日とか。ティータイム感覚で手に取れる作品です。
普通とか、常識とかない。ありのまま生きていられる。伸び伸びした感じが私は好きです。
益田ミリさんの作品、是非探してみてください。きっと今の時代を生きる皆さんの拠り所になれると思います。
良い本の旅を。田島芽瑠でした。
(次回は3月中旬に更新予定です)
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