田島芽瑠の「読メル幸せ」第56回
第56回
12月になりました🎅✨
今年は今まで以上に時間が経つのが早かった気がします。アイドルを卒業し、上京して、新たな環境でやりたかったことに思う存分ぶつかっていく日々が、新鮮で楽しくてあっという間でした!
そんな今日も稽古終わりに書いています。12月までお芝居が出来ていることがとても幸せだなと改めて感じます。何より、舞台が福岡であること。そこにドラマがあるな〜って。場所は西鉄ホール。一つ前のHKT48の劇場です。ついこの間までアイドルとしてステージに立ち、思い出が沢山ある場所です。その場所に2022年ラストに役者として、さらには主演という立場で帰って来られたことを誇りに思います。みんなのおかげだよ。いつもありがとう。
連載の日にはもう本番が終わっているんだなと思うと寂しいな。成功を祈って、明日も稽古頑張ります!
今回は、稽古の空き時間に読んでいた作品をご紹介します!
瀬尾まいこさんの『君が夏を走らせる』です。
すっごく癒された。心がほわっとして、あったかくて幸せな気持ちになれる作品でした。
16歳の少年大田くんがひょんなことから先輩の子供を1ヶ月預かることになり…。1歳の女の子鈴香ちゃんに振り回されながらお世話していくことを通して責任や生きる楽しさを感じていく。忘れられないひと夏の物語。
鈴香ちゃんがとにかく可愛いの!本当近くにいるような気がしてしまうぐらいリアルに赤ちゃんを感じられた。愛おしくてたまらなかったな〜。子供の成長って早いよねって読みながらしみじみしちゃいました😂
大田くんの成長も素晴らしかった。鈴香ちゃんと向き合いながら自分とも向き合い、きっとこの1ヶ月で顔つきが全く違うんだろうな、会ってみたいなと思わせてくれた。最初は泣くだけだった鈴香ちゃんと徐々に距離が近くなって、鈴香ちゃんの為に試行錯誤する姿は真っ直ぐで熱くて眩しかった。キラキラしていた。クラスメイトとは違った青春だったかもしれないけど、誰も味わえなかった青春を駆け抜けた。そんな大田くんの姿を見守ることができて私も最後ジーンときちゃったな。
育児ってどんな感じなんだろう。自分が結婚する姿すらも上手く想像できない私にとっては未知な世界です。母になるって、親になるってどんな感じなのかな〜。もしいつか母になる日が来たら、この本をもう一回読みたい。そう思った作品でした。
寒い日が続きますが心から温もりを感じられる物語。是非読んでみてください☺️
2022年も「読メル幸せ」を読んでくださりありがとうございました!来年もまた一緒に本の旅をしましょう!
2023年も15日はここで。良い本の旅を。
田島芽瑠でした。
(次回は2023年1月中旬に更新予定です)