ダイアン・セッターフィールド

山中さん小説丸_目利き書店員のブックガイド_バナー
本を閉じたあと身体がじーーーんと響いているような、なんともいえない感動を味わうことがごくまれにある。その余韻が全身に沁みわたり、ひたひたに包み込まれ、なんならすこし地面から浮かんでしまってないか?と感じることが。『テムズ川の娘』を読んでじっさいそうなった人物(私)がいうのだから間違いないです。
◎編集者コラム◎ 『テムズ川の娘』ダイアン・セッターフィールド 訳/高橋尚子
 コロナ禍以降、「鈍器本」という言葉をよく耳にしますよね。もはや凶器になるレベルの分厚くて重い本が、ビジネス本市場を中心に、巣ごもり需要で次々とベストセラーになっているとか。マジですか!? 日頃「分厚くて重い本」ばかり作っては「こういう本は読者が敬遠するのでは…」と周囲から気持ち眉をひそめられ(被害妄想?)