七尾与史

大どんでん返し第25回
第25話 七尾与史「美味しいラーメンの作り方」 トラックが目の前に迫ってきた。顔を上げるとラーメンの湯気が目に入り込んできた。いつの間にかカウンターに突っ伏していたらしい。──怖い夢だったな。「記念すべき百杯目だ」厨房に立っている父親の茂雄が顎先でラーメンを指した。「百杯目? 今日オープンしたばかりじゃん」時計を見ると
週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん うなぎBOOKS 本間悠さん
社会科の選択科目は「政治・経済」だった私にとって、歴史の授業は主に内職または睡眠に充てられた。本を読み、その登場人物を愛し、ストーリーを追いかけるのは何よりも好きだった少女が「歴史」にハマらなかったのは、ひたすら「点」を暗記するだけの作業に楽しさを見いだせなかったからだろう。
◎編集者コラム◎ 『偶然屋2 闇に揺れるツインテール』七尾与史
「あなたの身に起こった出来事、本当に偶然でしょうか…」最近、こんな文言が書かれたオビの本を、書店で偶然、目にしたという方はいらっしゃいますか? これは2016年に発売された『偶然屋』(文庫は2018年発売)という作品です。