原因において自由な物語

今月のイチオシ本【ミステリー小説】
「彼女を殺すために、僕は廃病院の敷地に足を踏み入れた」という穏やかではない一文から始まるプロローグ。その最後で、思わず読み返してしまうほど目を惹く謎が提示される。それを成したことで、なぜ「これで、彼女を殺せる」のか? 五十嵐律人『原因において自由な物語』は、年末の各種ミステリランキングに軒並み挙げられるなど大いに話題を