月村了衛

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 神生島(かみおじま)は日本の本土から離れた島である。本土(本書では「くが」と呼ばれる)では「ゴイッシン」が起きたという噂だが、島の人々には関わりのないことだ。そこに、「くが」から一ノ屋松造、通称イチマツが帰ってきた。5年前に島を出ていき、一ノ屋の家系は滅びると言われていたところに帰還してきたのだ。
◎編集者コラム◎ 『東京輪舞』月村了衛
 2010年の小説家デビュー以来、文学賞を次々と受賞。いま最も注目を集める作家のひとりである月村了衛さんが、「自分にとって特別な作品」と語るのが『東京輪舞』です。
早弁
「思い出の味」というお題を頂戴して、即座に様々な記憶が呼び覚まされた。いずれも自分にとっては大切な記憶であり、味である。しかし、それらについて記した文章が読者にとって面白いものになるかどうか、今ひとつ