根津潤太郎

 どなたとは申しませんが、ある直木賞作家が、こうおっしゃいました。人生で大事なものは、健康、愛情、学問、それもこの順番で大事なのだと。読者諸兄姉もこの見解に否やはありますまい。さて、江戸時代の庶民はどう病を克服していたのか。また、患者を診る医者は、どんな心構えで医療を行っていたのか。