森晶麿

◎編集者コラム◎ 『超短編! ラブストーリー大どんでん返し』森晶麿
「僕は死にましぇん!」ではないけれど、昨今は、いっそ派手なまでの恋愛表現というものをめっきり見かけなくなったように思います。そもそも恋愛しない若者も増えているというし、エンタメとしての恋愛ものは今どこに!? そんなエアポケットに生まれ落ちたのが本作、『超短編! ラブストーリー大どんでん返し』なのです。現在9万部のロング
大どんでん返し第14話
第14話 森 晶麿「すずらんの妻」 「なんでもっと早く帰ってこんかったん?」すずらんの花が咲き乱れる庭先に立ち尽くしていると、縁側から鋭い声が降ってきた。美那の妹だ。五年前はまだあどけなさの残る高校生だった。「久々だな、梨花」「気安く呼ばんで。人殺し。今までどこで何をやっじょったんよ?」讃岐訛りを聞くのも、何年ぶりか。第14話 森 晶麿「すずらんの妻」 「なんでもっと早く帰ってこんかったん?」すずらんの花が咲き乱れる庭先に立ち尽くしていると、縁側から鋭い声が降ってきた。美那の妹だ。五年前はまだあどけなさの残る高校生だった。