森絵都

むちゃぶり御免!書店員リレーコラム*第5回
 実はわたし共感力にはてんで自信がなくって本を読んで泣くことはめったにありません。しかしそんなわたしさえも落涙せしめた本が一冊ここにありますゆえ、きょうはこちらをご紹介いたしましょう。森絵都さんの『DIVE!!』という作品です。泣ける本が読みたい、そうおっしゃるあなたはこれまで難病モノ、切ない三角関係モノ、動物モノ、家
拾う人
  「カラーッ」 「カラーーッ」 「カラーーーッ」  甲高い声と床の振動で目を覚ますと、ぼやけた視界に赤茶けた天井が染みこむように広がった。ナミブ砂漠の灼熱を思わせる
森絵都さん
原稿用紙五枚の掌篇連載  普段特別気にしているわけではないけれど、言葉にされると「あるある」「わかるわかる」と思うことは多い。日常のなかで生じる、ささやかな反発心もそのひとつ。小さな、でも絶対に譲れな
『小説王』文庫化!特別対談 早見和真 × 森 絵都「作家の覚悟」
 大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、一発屋の作家・豊隆。いつか一緒に仕事をしようと誓い合った幼馴染の2人が、不況に喘ぐ出版業界で"必要とされる物語"を生み出そうと奮戦する様子を描いた早見和真の『小説王
森 絵都さん『みかづき』
 昭和三六年から物語は始まる。千葉の小学校で用務員の職についていた大島吾郎は、放課後に子供たちを集めて勉強を教えていた。その噂を聞きつけ、長女の蕗子を潜入させたのが、シングルマザーの赤坂千明だ。吾郎に