砂原浩太朗

著者の窓 第7回 ◈ 砂原浩太朗『高瀬庄左衛門御留書』
 二〇二一年一月の刊行以来、各紙誌で本読みのプロたちに絶賛されている砂原浩太朗さんの時代小説『高瀬庄左衛門御留書』(講談社)。デビュー二作目にして、早くも山本周五郎賞・直木賞にノミネートされた注目作です。五十歳を前に妻と息子を失い、亡き息子の嫁・志穂に絵を教えながらつましい生活を送る下級武士・高瀬庄左衛門。しかし藩を