◎編集者コラム◎ 『伏龍警視・臣大介』神野オキナ
◎編集者コラム◎
『伏龍警視・臣大介』神野オキナ
国際謀略アクション『カミカゼの邦』が第20回大藪春彦賞候補作となった実力派作家の神野オキナ先生。
2021年1月には、格好の良いセリフと、銃火器でのド派手な戦いが読みどころの防諜工作アクション『国防特行班E510』を上梓して、従来からのファンを大喜びさせてくれました。
そして今回、世に送り出すのは、神野先生が生まれ育ち、今でも暮らしている沖縄を舞台にした、〝新境地〟の本格警察小説!
〝とある事情〟で警視庁から出向してきた主人公・臣大介警視が奇妙な殺人事件の解決に挑みますが、犯人以外に捜査を妨害してくるのは、なんとも意外なもの。
ここでは詳しく述べられませんが、その意外なものとは、地元の風習なのです。まさか地元の風習が捜査の障壁になるとは!?
しかも、突然死を遂げた捜査一課長に絡むとなると、一筋縄ではいかず……。
一口に警察小説と言っても、どこの土地を舞台にするかで、事件発生の経緯や捜査の方法などの描写が異なるのです。
本書を読めばその描写がよく分かりますし、特に沖縄ならではの警察官の雰囲気や警察組織の在り方なども楽しめるはず。
もちろん、個性的なキャラクターを描くのがとてもお上手な神野先生ですので、「警視庁捜査二課第二係を率いる、大介の従姉妹」「成績優秀にして、空手遣いの美少女」たちの大活躍もご期待ください。
気になるラストの衝撃も、ぜひ味わっていただければ嬉しいです。
熱心なファンだけでなく、読者みなさんの度肝を抜くこと、間違いないでしょうから。
──『伏龍警視・臣大介』担当者より
『伏龍警視・臣大介』
神野オキナ