【速報】月村了衛さんの『香港警察東京分室』が、第169回直木賞にノミネートされました!

 第169回芥川賞・直木賞の候補作が発表されました。直木賞の候補作に、月村了衛さんの『香港警察東京分室』がノミネート! 選考会は、7月19日に行われます。

 候補作は下記の通りです。

【芥川賞候補作】
石田夏穂「我が手の太陽」(「群像」5月号)
市川沙央「ハンチバック」(「文學界」5月号)
児玉雨子「##NAME##」(「文藝」夏季号)
千葉雅也「エレクトリック」(「新潮」2月号)
乗代雄介「それは誠」(「文學界」6月号)

【直木賞候補作】
冲方丁『骨灰』(KADOKAWA)
垣根涼介『極楽征夷大将軍』(文藝春秋)
高野和明『踏切の幽霊』(文藝春秋)
月村了衛『香港警察東京分室』(小学館)
永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』(新潮社)

 月村了衛さんは、今回が直木賞の候補初選出となります。

『香港警察東京分室』は、現代日本を舞台とする警察群像エンタテインメント。香港国家安全維持法成立後、増加する国際犯罪に日本と中国の警察が協力するという名目で設立された「特殊共助係」――通称「分室」。一癖も二癖もある面々が追うのは、香港でデモを扇動した元大学教授。しかし捜査を進めるうちに分室設立に隠された謎に迫ることに……。

 アクションあり、頭脳戦あり、そしてシビアな日本の現実に迫る圧巻の一冊。ぜひこの機会に書店でお手にとってみてください。


▼月村了衛さんが綴る新刊エッセイ

月村了衛『香港警察東京分室』

▼書評家・杉江松恋さんによる書評

「推してけ! 推してけ!」第34回 ◆『香港警察東京分室』(月村了衛・著)

\第169回直木賞候補作!/
香港警察東京分室

『香港警察東京分室』
月村了衛

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