第20回小学館文庫小説賞贈呈式が行われました。受賞作は、黒田麻優子さん『春がまた来る』。
2019年5月24日(金)、如水会館(東京都・千代田区)にて第20回小学館文庫小説賞の贈呈式が行われました。
今回の受賞作は、黒田麻優子さんの『春がまた来る』。
東京の端でルームシェアをする4人の大学生の、若さゆえの切ない恋心や自己との葛藤をリアルに描き切った本作は、158編の応募作のなかでも高い評価をあつめ、受賞作に決定しました。黒田麻優子さん、おめでとうございました!
贈呈式には、『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞された夏川草介さんと、『ほどなく、お別れです』で第19回小学館文庫小説賞を受賞された長月天音さんが駆けつけ、お祝いのお言葉を述べられました。
会場では、贈呈式の小冊子とともに、受賞作『春がまた来る』が抄録されたプルーフ(見本)本が配られました。
受賞作『春がまた来る』 あらすじ
天性の歌声を持ち、大学に通いながらプロの歌手を目指すギンマ。その才能に惹かれて集まった、同じ大学のサミン、ランジ、ハル。東京の端で、4人は共に暮らすようになる。だが彼らはそれぞれ、秘密を抱えていた。卒業が近づくなか、このまま秘密を秘密のままにしておきたいと願う4人。あるときハルがとった思いがけない行動がきっかけで、皆の秘密が次々に白日の下に晒されていく──。
仙川環さん、河治和香さん、額賀澪さんをはじめ、現在も活躍中の数々の作家を輩出した小学館文庫小説賞は、今回の第20回をもって、一旦終了となります。記念すべき最終回の受賞者となった黒田麻優子さんも、小学館文庫小説賞出身作家の一人として大きく羽ばたいていく姿に、どうぞご期待ください。
黒田麻優子さんの、小学館文庫小説賞受賞作『春がまた来る』は、今冬単行本となり発売予定です。新たな才能が叫ぶように書いた青春小説、どうぞお楽しみに!
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贈呈式会場で配られた、
黒田麻優子さんの『春がまた来る』
の冒頭部分を収録したプルーフ本を、
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在庫がなくなり次第、受付終了となります。
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※本作品は単行本化に向けて準備中です。
プルーフ本には未校正の部分がございます。