◎編集者コラム◎ 『風間教場』長岡弘樹

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『風間教場』長岡弘樹


風間教場
シリーズ4作の帯は、『教場Ⅱ』のメインビジュアルになります。ぜひ書店さんでチェックを!

 2021年の新春を飾るスペシャルドラマ『教場Ⅱ』のポスタービジュアル、ご覧になりましたか(1年ぶり2度目)。主演の木村拓哉さんの鋭い視線には、やはり今回も背筋が伸びちゃいますね!

 ドラマ化第2弾に合わせ、長岡弘樹さんによる原作『教場』シリーズの第4作『風間教場』が文庫になりました。

『教場』の風間公親教官といえば、厳しい指導で生徒を篩(ふるい)にかけ、警察官としての資質がないと判断したら即刻退学を言い渡すという鬼指導でおなじみですが、本作の風間は様子がちょっと異なります。風間は、目立ちたがり屋の新任校長から「退校者ゼロ」の教場作りを命じられ、一人でも落伍者が出れば風間にも辞めてもらうと言い渡されるのです。様々な問題が発生する中、あの鬼教官はどのように試練を乗り越えていくでしょうか――。

 本作はシリーズ初の長編小説。警察学校の生徒たちと彼らに対峙する風間教官の心情がより胸に迫ります。これまでに登場した生徒や刑事の再登場もありますよ。

 スペシャルドラマ『教場』放送後、書評家の大矢博子さんがいち早く「ジャニ読みブックガイド」で挙げてくださったように、ドラマと原作のストーリーは全く同じではありません。脚本を一足先に読ませていただきましたが、『教場Ⅱ』も原作のシリーズ2作に描かれたエピソードがとても緻密に再構成されています。まさかのあの話が!? という嬉しい驚きもありました。

 ドラマの放送に向けて、原作となる『教場』シリーズ(『教場』『教場2』『教場0 刑事指導官・風間公親』)もぜひ読んでいただきたいのですが、なんと「週刊ビッグコミックスピリッツ」では12月21日発売の3・4合併号から漫画版『教場』の連載が始まります! また、年末の12月29日・30日には、1月に放送された『教場』のSP編集版の放送も決定していますので、これはもう予習するしかないでしょう。

 コロナ禍でのドラマ制作は難しい局面もとても多かったのではないかと思います。SNSで発信される撮影の様子を祈るような気持ちで見守る日々でした(キャストの皆さんのオフショットに笑顔になることも多かったです! ありがとうございます)。そして、定期的に発信される新たなキャスト情報へのファンの皆さんの盛り上がりを見て、同じように盛り上がる私がおりました。2021年1月3日・4日の放送が待ち遠しいですね!

 原作者の長岡弘樹さんは現在、シリーズ第5作となる『教場00(ダブルゼロ)』を2021年初夏に刊行すべく、小説誌「STORY BOX」で続編を連載中です。こちらも切れ味鋭い物語が展開されています。どうぞお楽しみに!

──『風間教場』担当者より
  

風間教場

『風間教場』
長岡弘樹

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