◎編集者コラム◎ 『いのちのカルテ 潜入心理師・月野ゆん』秋谷りんこ

◎編集者コラム◎

『いのちのカルテ 潜入心理師・月野ゆん』秋谷りんこ


『いのちのカルテ 潜入心理師・月野ゆん』写真
2巻も中村至宏さんによる装画で、光溢れるカバーになりました。

「あー、死にたい」

 思春期の頃、口癖のように口にしていたこの言葉。大人になったいまでもたまに、恥ずかしいことがあったりすると、口をついて出るような気がします。深刻な意味合いではない「死にたい」が積もりつもって、本気の「死にたい」に変わっていってしまうこと。『いのちのカルテ 潜入心理師・月野ゆん』は、そんな日常と隣り合わせの感情の延長線上で闘う人たちに光をあてる物語です。

 シリーズ1巻目である『こころのカルテ 潜入心理師・月野ゆん』は、TBS系「王様のブランチ」で特集され、重版もかかり、大きな反響を呼びました。「自分のことを書かれているかと思った」「涙が抑えられなかった」という声が編集部にも届き、この物語が必要とされていることを実感しました。 

 元精神科看護師でもある秋谷りんこさん。医療の現場に立っていたからこそ描けるリアリティと、傷ついた心への優しいまなざしで描く、唯一無二の物語であると感じています。

 ところで、秋谷さんとお仕事していて感じるのはそのお仕事の速さ!! いつも光の速さでゲラや確認のお返事が返ってくるのですが、赤字の精度もとても高く、原稿へ向かい合う誠実な姿勢が伺えます。これからもきっと、たくさんの素晴らしい物語を世に出してくれる方だろうという確信を深める日々でした。

「潜入心理師・月野ゆん」シリーズは、一貫して「あなたはあなたのままでいていい」というメッセージを伝えています。過去や現在の自分を否定したくなったら、ゆんたちと一緒に患者の過去の記憶の「核」を探す旅に出かけてみてください。あなたの人生にも、あたらしい発見や出会いがあるかもしれません。

 ──『いのちのカルテ 潜入心理師・月野ゆん』担当者より

いのちのカルテ 潜入心理師・月野ゆん
『いのちのカルテ 潜入心理師・月野ゆん』
秋谷りんこ
萩原ゆか「よう、サボロー」第144回
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