HKT48田島芽瑠の「読メル幸せ」第37回

HKT48の田島芽瑠の読メル幸せ

第37回


5月になりました?

鯉のぼりを見るとあったかい気持ちになるんですよね。町って感じする!商店街とかで見かけたら特に。

リリースがあったりコンサートがあったりと5月はアイドルの仕事が盛り沢山です!リハーサルも詰まってるので体調管理に気をつけながら今月も頑張っていきたいと思います?

みんなで今月も乗り切ろう?

常に気を張っていなくちゃならない毎日が続いてもう一年が過ぎましたね。心身ともにみんな疲れてきてる頃だと思います。いつまでこの生活が続くのかはわかりません。私も正直こんな毎日に疲れてきました。
そんな時に出合ったのがこの本です。
住野よるさんの『麦本三歩の好きなもの』

読メル幸せ

私は読み始めたらそんなに期間を空けずに読み切る事が多いのですが、この作品はゆったりまったり読み進めました?

主人公麦本三歩の何気ない日々を描いた物語。
連作短編集なので読みたい時にサクッと読めるし、何よりこの日常感がたまらない。ゆるっとしてる。そこが好き。
お菓子を片手に、コーヒーのお供に、バスに揺られながら読める作品です。

きっと毎日の〝楽しい〟とか〝幸せ〟って、「今日上手くパンが焼けた」とか「いつもの通勤の途中に美味しそうなご飯屋さんを見つけた」とか「月が綺麗だな」とかそういういつもの日常の中での発見で感じられるものなはずなんだよね。大きな出来事とかなくても、普通のいつもと変わらない日だったとしても昨日と全く同じ今日はないから。そういうちょっとした〝変化〟に気付いて楽しめる人間になりたいと私は思いました!

読メル幸せ

私も嫌いなものより好きなものの話をしたいし、図書館の匂いも魔女宅も好き?


明日も一日の楽しみをたくさん見つけて行こっと。
日常系の作品もたまにはいいな。鼻歌歌いたくなる。

なんにもないけど、なにかがある。そんな作品です。皆さんも是非麦本三歩の一日を覗いてみてください♪

良い本の旅を、田島芽瑠でした。

読メル幸せ

 
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