安藤桃子

評者=安藤桃子(映画監督) パラレルで、ミルフィーユ 「銀座四丁目交差点の角にある和光。その大時計の針が十時十分を指している。映画はそこから始まる。」という文章から、『ミニシアターの六人』は始まる。小説の舞台は銀座のミニシアター。2年前に他界した、末永静男という映画監督の追悼上映作品『夜、街の隙間』を観に来た6人の