山本甲士

週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん 丸善 お茶の水店 沢田史郎さん
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ とは、俵万智の『サラダ記念日』(河出文庫)から。日常のふとした瞬間の愛しさと、かけがえの無さ。それを飾らない言葉で表現した名歌ではなかろうか。まるでコピペしたような毎日の中で、不意に輝きを放つ小さな幸せ。それは、
週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん 丸善 お茶の水店 沢田史郎さん
 1998年3月13日。東大の後期試験の数学で、受験史に残る難問が出た。その難易度といったら、試験当日に解答速報を出すのが通例となっている一流大手予備校でさえ、一日では解けなかったというレベル。当然、完答できた受験生はゼロ。という設定は、実は本当にあった話だそうだ。その伝説の難問事件に材を取り、多彩なキャラクターとユー
◇自著を語る◇  山本甲士『つめ』
 拙著の中に〔巻き込まれ型小説〕という名称でくくられている作品がある。  最初は二十年ほど前に書いた『どろ』という、隣人トラブルがエスカレートしてゆく話だった。結果的にあまり売れず、文庫化された後でち
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◎編集者コラム◎ 『つめ』山本甲士  現在、ロングセラーとなっている『ひかりの魔女』シリーズや『ひなた弁当』をはじめ、多彩な作品を発表している山本甲士さん。そのひとつに、「巻き込まれ型小説」と呼
shosetsumaru_sansho_
◎編集者コラム◎ 『ひなたストア』山本甲士  サラリーマンにとって、転職は人生の大きな転機です。しかも、若い人に比べて中年だったら余計に勇気の要ることでしょう。本書の主人公・青葉一成は、業績の悪
hinata_bana
気弱で冴えない中年男が見せた永倉新八イズム  歴史好きの知人と飲んでいて何となく新撰組の話になり、十代の頃からずっと永倉新八のファンだと私が言うと、その知人は「え?」と意外そうな顔をした後、「そうい
shosetsumaru_sansho_
 ◎編集者コラム◎ 『戻る男』山本甲士  誰にでも、できれば忘れてしまいたいような痛恨の出来事や記憶がいくつかあるはずです。もし、過去に戻ってその記憶を変えることができればどんなにいいことでしょ