永福一成

目利き書店員のブックガイド 今週の担当 紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
 時代小説は、いつも緊張してドキドキしてしまう。私自身が歴史に詳しくないので、どうしてもハードルが上がってしまうのだ。そのため読む機会も少なく、自分の力不足に毎回打ちひしがれている。ただ、今回ご紹介する『木挽町のあだ討ち』は、「時代小説が得意でない」という自分を打ち消したいほど驚きの物語だった。時代は江戸時代。ある雪の