特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来

採れたて本!【国内ミステリ】
 ミステリ史上、弁護士を主人公にした小説は大量に存在する(ちょっとしたミステリファンならば、余裕で数十冊くらいタイトルを挙げられるのではないか)。だが、たった一文字違いの弁理士となるとどうだろう。少なくとも私は、弁理士が主人公のミステリの先例を全く思い出せなかった。今年で二十回目を迎えた『このミステリーがすごい!』大賞
南原 詠さん『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』
ふと、ここに好き勝手に物語を書いてみたいなと思ったんです 第20回を迎えた『このミステリーがすごい!』大賞。昨年大賞を受賞したのは、現役弁理士の南原詠さんだ。自身と同じ職業、しかしまったく異なるキャラクターを主人公とした『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』は、特許権侵害をめぐる難題に挑む女性の奮闘を描く一作である。