神津凛子

神津凛子さん『ママ』
 シングルマザーの成美(「わたし」)が目を覚ますと、手足は縛られ見知らぬ部屋にいた。天井からは裸電球が吊るされており、床と壁は黒いビニールで覆われている。真っ先に脳裏に思い浮かべたのは、幼い一人娘・ひ
神津凛子さん
 本の帯には「選考委員全員戦慄」という極太文字が躍り、五人の選考委員の選評からの抜き書きがそれを裏付ける。伊集院静氏のコメントが象徴的だ。「ここまでおぞましい作品に接したのは初めてだ」。  主人公は長