西川史子

「推してけ! 推してけ!」第11回 ◆『ヴァイタル・サイン』(南 杏子・著)
評者・西川史子(医師・タレント)あまりに無常で、どうにもやるせない現実との闘い 一言でいうと、医療現場の日常を当事者の目線でリアルに描いた小説。私にとっては身近に感じられる出来事の連続で、気が付くと、一気に読み終えている自分がいました。看護師さんからの目線で、多くの患者さんに感じること、そこから自分の人生について考える