遠田潤子

遠田潤子『緑陰深きところ』
二人の旅が皆様の心に残りますように。 高校生の頃、文化祭で有志が上映した「真夜中のカーボーイ」を観ました。ダスティン・ホフマンとジョン・ボイト演じる、ダメ男二人の友情を描いたロードムービーの傑作です。私は映画に没入し、ラストにはボロ泣きしました。映画を観てあんなに泣いたのは「砂の器」以来です。
「推してけ! 推してけ!」第7回 ◆『緑陰深きところ』(遠田潤子・著)
評者・北上次郎(文芸評論家) 諦観と哀しみと力強い決意が心に残る 冒頭は一枚の絵葉書だ。雛人形の写真が印刷されている。正面から撮った男雛と女雛だ。通信欄には達者な筆でこう記されている。 花開萬人集 花盡一人無 但見雙黄鳥 緑陰深處呼 ──花開けば万人集まり 花尽くれば一人なし ただ見る双黄鳥 緑陰深き処に呼ぶを
omoide
 萩尾望都さんの「ポーの一族」はマンガ史に残る傑作です。宝塚で舞台化されたので、早速観てきました。以来、「ポーの一族」愛が再燃し、ついでに梅干しのことを考えています。  あれは小学校五年生のときでした