鈴木恵

週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん TSUTAYA 中万々店 山中由貴さん
 もうなにも読まなくていい。すべてが霞む。しばらくはそっとしておいて。本書を閉じたあとの率直な気持ちは、ただ、そうとしか言いあらわせない。「あたしは無法者のダッチェス・デイ・ラドリー」。彼女の震える声がきこえる。怖気づいて、さびしくて、不安で、怒って──、それでも守るものがあるから、13歳のダッチェスは逃げない。30年
週末は書店へ行こう! 目利き書店員のブックガイド 今回の目利きさん TSUTAYA 中万々店 山中由貴さん
 並んでいる本に目がいって、なんだこれ!と思わず声をあげてしまうことがある。本の厚さやデザイン、表紙や帯が異彩を放っているもの。人によって釣られるポイントはちがっても、なんだこれ!と一度立ち止まったらその本のことが気になって気になって、つい買ってしまっていた…なんていう経験、本好きなら日常茶飯事ではないだろうか。わたし