長崎尚志

長崎尚志『キャラクター』
十年、二十稿のシナリオから生まれた小説 画力は抜群だが、マンガ家として一本立ちするには何かが欠けている青年——万年アシスタントに甘んじていた彼が、たまたま猟奇殺人事件を目撃してしまう。青年はその犯人をモデルにマンガを描き大ヒットするが、一番応援してくれたファンは、当の殺人鬼だった……!?
shosetsumaru_sansho_
 2年前の夏、女優の渡辺美佐子さんらが戦争を二度と起こさないためにもと、毎年自費で原爆の朗読劇(30年続いてましたが、今年で終わりだそうです)を全国を回ってやってらっしゃるのを聞きにいったとき、原爆の犠牲者の髑髏をアメリカ人が土産にしているという話がありました。そのときに、ふと思ったんです。長崎さんが社会的なテーマをま