青崎有吾

青崎有吾さん『早朝始発の殺風景』
 五月中旬の早朝、郊外を走る始発電車に乗り込んだ高校二年生の「僕」は、同じ車両に一人だけ乗客がいたことに驚く。普段あまり話さないクラスメイトの女の子だ。校門が開くのは七時半にもかかわらず、五時半の始発